ヴェロニカ・ゲリン2004年5月29日(土)より恵比寿ガーデンシネマ他全国順次ロードショー
真実を追い続けた女性記者、ヴェロニカ・ゲリンところが1996年6月26日追求が真実に迫ったとき…彼女は…実在のジャーナリストを描いた感動の実話
ヴェロニカ・ゲリンジャーナリストとして、一人の母として、私は書き続ける

アイルランドで最大部数を誇るサンデー・インディペンデント紙のジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリン─。1959年7月、アイルランドのダブリンで会計事務所を経営する家庭に5人兄弟の4番目として生まれる。子供の頃から活発でバスケットボールではヨーロピアンバスケット・ボーラーに選ばれる、アイルランド共和国のサッカーチームでもプレイしトップスコアを記録した。

高校卒業後、父の会計事務所を経てPR会社を設立。夫のグレアム・ターレイと1985年に結婚、90年には息子のカハルが生まれている。1994年の1月、ヴェロニカ・ゲリンの記事が初めてサンデー・インディペンデント紙に掲載された。当初は報道や特集記事担当だったヴェロニカ・ゲリン、次第に犯罪記事を手がけるように・・・。

ヴェロニカ・ゲリン

そしてヴェロニカ・ゲリンは、ダブリンの麻薬犯罪の実態を暴き出し、度重なる脅しにも屈せず報道し続けた。記事が大きな反響を呼ぶ一方で、同僚からの妬み・・・また犯罪組織の恨みを買うことになっていく・・・。彼女の追求がついに真実に迫ったとき、彼女は…。

原題:『VERONICA GUERIN』日本語版字幕翻訳者: 松浦美奈■スタッフ製作:ジェリー・ブラッカイマー監督:ジョエル・シュマッカー脚本:キャロル・ドイル、メアリー・アンガス・ドナヒュー音楽:■キャストケイト・ブランシェット、ブレンダ・フリッカー、コリン・ファレル、シアラン・ハインズほか[2003年/アメリカ/シネマスコープ/ドルビーSRD/1時間38分]配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)  (PG-12)

※記事・画像の使用は、版権を有する映画配給会社等の許諾を得て掲載しています。※記事・画像の使用・転載は営利・非営利を問わず禁止です。※リンクは、大歓迎です。詳細は右上の▲リンクをご覧下さい。

ヴェロニカ・ゲリン「彼女が出演を承諾してくれなければ、この映画を作ることができたかわからない」と語り感激を隠せないジョエル・シュマッカー監督。

役作りの為に綿密なリサーチを行うことで知られるケイト・ブランシェットは、撮影に先駆けて一ヶ月間ダブリンに滞在し、ヴェロニカ・ゲリンの友人や同僚、家族から話を聞いた。またヴェロニカ・ゲリンの残した記事を読み、事件の報道映像をチェックしたり、インタビューを聞いたりしたという。そしてダブリンのアクセントをマスターした。彼女のモチベーションや麻薬犯罪追及に対する熱意、そして信念を貫く姿勢を肌で感じ理解しようとしたのだ。

本能的にネタを嗅ぎ沸け、現場に出向き、情報提供者から話を聞きだしたものを記事にする。ほとんどのジャーナリストが電話取材や記者会見で得た情報で記事をかくなかで、ヴェロニカ・ゲリンは違った。

直接相手と会って話を聞いていたヴェロニカ・ゲリンにとって、ファッションは自分自身を鼓舞すると同時に、彼女の持つカリスマ性を相手にアピールする手段でもあった。そのためワーキング・ファッションも、彼女の人柄を物語る重要な要素のひとつとなっている。颯爽としたショートカットにきちんとした印象を与えるスーツ。ジャーナリストになる前は広報の仕事をしていたヴェロニカ・ゲリンは、常に服装に気を使っていたという。彼女を知る人の話によれば、「スーツとパンツ以外でサンデー・インディペンデントに行くことはなかった」。

▼南の試写コメケイト・ブランシェットが演じた事で、リアリティが溢れジャーナリスト魂がしっかり伝わってきます。職業柄、映画のロケ地も通常の撮影の3倍にあたる92箇所を選んでいる。あの信念をまげずに突き進むヴェロニカ・ゲリンの生き方。女性として、母として、妻として、と思うだけで生き方を考えさせられる。この演技はゴールデン・グローブ賞にもノミネート。でもラストでヴェロニカ・ゲリン本人の写真が写るのですが・・・そのギャップに驚きました。実話を基に脚本は描かれているそうですが、真摯に描きグイグイと惹き付け、観せていく。ラストに近づくにつれ男女問わず涙してしまうだろう。この話を知ったら・・・・・・思うし、本国では忘れられない人物とされている意味が非常によく分かる。ダブリン城には、ヴェロニカ・ゲリンの記念碑が建てられたというし、Criminal Assests Bureau(犯罪審査局)といった特別機関が設立され麻薬撲滅の機運も高まっているそう。

[2004年4月26日 @ブエナ ビスタ試写室]

 


『映画』トップページへ戻る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。