College


前回のVALERIEの紹介となる記事では、その正体とAnoraakやMinitel Roseといったバンドを紹介しました。

VALERIE~フレンチエレクトロ集団

VALERIEはブログが発端となって出来た集団であると説明しましたが、そのブログの設立者、すなわちVALERIEの創始者と言えるのが、CollegeことDavid Grellierです。彼のブログは最近、移動したようですが、そこには他界してしまったマイケル・ジャクソン(ETとのツーショット)やカラテキッドの80年代的イメージに満ち溢れています。フランス語表記の後に英語が続いています。

VALERIE

そのCollegeも2009年5月に『Secret Diary』の日本盤リリースがされました。日本盤は、1000枚のみの限定生産、ボーナストラックに加えて、デジタルのみのリリースだったEP『Teenage Color』をCD2として追加しています。これは、どれだけいるか知りませんが、世界中のVALERIEのファンが羨ましがる内容です! ジャケを見て、ニヤリとした人いませんか? これは1984年のブライアン・デ・パルマ監督による『Body Double』へのオマージュと思われます。ポルノ女優を演じたメラニー・グリフィスが未だに脳裏に焼き付いている人もいるでしょう。映画の中でFrankie Goes To Hollywood自身も出演した「Relax」も使われましたね~。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Secret Diary
CD1(Secret Diary):
01. Fighting For Life
02. The Energy Storm featuring Minitel Rose
03. When You Smile
04. Secret Diary
05. Desire
06. Gate Number 5
07. Something Wrong Tonight
08. Burning By The Stars
09. She Never Came Back featuring Electric Youth
10. I Think About It
11. The Golden Messenger
12. Fantasy Park featuring Anoraak
13. I Need A Better Engine
14. End Theme

Teenage Color(ジャケ)
CD2(Teenage Color EP):
01. Can You Kiss Me Again
02. Teenage Color
03. My Secret Romance
04. The Drone
05. The Scarlett Empress


楽曲的には、80年代のアメリカ映画やTVドラマのサントラに触発されたようなエレクトロポップ。タイトル曲の「Secret Diary」など重厚シンセ中心のインスト曲も多く、「ナイトライダー」「マイアミ・ヴァイス」などがイメージですね。デジタル配信のみですが、VALERIE軍団や後述のKeenhouseなどによるリミックス曲集『Secret Diary Remixed』も発売中です。

Keenhouse


続いて、2009年7月に日本盤がリリースされたのは、Keenhouseの『Civic Transit』。Keenhouseは、VALERIEのアメリカツアーを仕切ったことから、VALERIEのカリフォルニア支部長とも呼ばれていますが、元々はBINARYという別のLAのエレクトロ集団(レーベル)で活動。

BINARYには他にも、
Fabian
Short Circuit
Keenhouse
NightWaves
LexiconDon
The Kids Are RADIOACTIVE
ALFA
といったアーティストが所属しています。

Binary - MySpace

Keenhouse自体は、ドイツとインドネシアのハーフのKen Rangkutyによるソロプロジェクトですが、アメリカに憧れて移住したとのこと。マッドJusticeとかという言われ方もしていますが、Justiceよりはドリーミー。Daft Punkばりのフレンチ・ハウスからエレクトロ・サウンドに中にほんのり甘いカリフォルニアのAOR(マイケル・マクドナルドとかイメージしてください)の遺伝子が感じられます。

Civic Transit
CD1:
01. Deep In The Forest
02. Civic Transit
03. Starpower Outage
04. Mecho Maniac
05. Revolution
06. Dame Yo
07. Treehouse
08. The Rendezvous
 
CD2:
01. Ar-ies
02. Civic Transit (ANORAAK LAX remix)
03. Deep In The Forest (ALFA remix)
04. Mecho Maniac (SHORT CIRCUIT remix)
05. Civic Transit (FABIAN remix)
06. Deep In The Forest (DISCOBALLISTIC remix)
07. Revolution (BAROQUE remix)


KeenhouseのMySpaceでは、「Disco to Disco」という約1時間にわたるMixtapeがダウンロードできますので、ぜひ聴いてみてください。

Keenhouse - MySpace

Valerie and Friends


本国では2カ月ほど前にリリースされたVALERIEからのコンピ集『Valerie and Friends』ですが、こちらも日本盤が2009年8月19日にリリースされました。オリジナルのVALERIE集団のCollege、 Anoraak、Minitel Rose、Russ Chimes、Maethelvin、The Outrunnersに加えて、Friendsとしてリミックスなどでも繋がっているアーティストたちを収録。Valerieのような系統の人たちを、THE NEW 80’s(ザ・ニューエイティーズ)と呼んでいるみたいですが、この系のアーティストが結構いて、中途半端でないこだわりでその世界を追求していることが現象として面白いですね。

Valerie and Friends
01. Minitel Rose: Zombie Lady
02. Anoraak: Long Distance Hearts
03. Jupiter: Starlighter
04. DVAS: Inner Sanctum
05. College: The Light Of Your Dress
06. Keenhouse: Deep In The Forest
07. Electric Youth: Faces
08. Russ Chimes: Daytona
09. Maethelvin: Lost In Big City
10. The Outrunners: Runaways
11. Futurecop!: Eyes Like The Ocean
12. Moulinex & Press, Release: 1stracklove
13. Symbolone: Last Scene (Daytona Mirage)
14. Xinobi: Woodstock
15. Narctrax: Excalibur Galactica
16. Loose Shus: Red Sonja
17. Steve Moore: Saturnalia


既にアルバムをリリースしている人達以外にも今後期待できそうなアーティストが収録されています。彼らの音源は結構、ネットで視聴可能で、MoulinexはCut Copyのリミックスとかもやっています。YouTubeでは、甘い女性ヴォーカルのJupiter、Swinging Londonな映像がおしゃれなDVASなどの音源がありますので、ぜひ聴いてみてください。

JUPITER – Starlighter(YouTube)
DVAS - Inner Sanctum(YouTube)