VALERIEとは?

最近、読者の方から「80'sリヴァイヴァル集団のVALERIEはご存知でしょうか?」とのメールを頂きました。

VALERIEのブログ
VALERIE - MySpace

早速サイトを覗いてみると、何だか引き込まれていく予感が・・・

GIGOLO、KITSUNE、ED BANGER、MODULAR等のエレクトロ集団がありますが、これらは一応レーベルという形態をとっています。しかし、VALERIEはレーベルではなく、あくまでもBLOG、イベントから派生したフランス西部に位置するナント発のカルチャー集団。なんだか、アヤシイ。また、前述のレーベルと比べるとエレクトロと言っても、80年代的ダサカッコよさとキラキラしたロマンテック感が彼らの持ち味でしょう。

この集団に所属しているアーティストは:
Anoraak
Minitel Rose
College
Russ Chimes
Maethelvin
The Outrunners

近未来感溢れる確信犯的アートワークは、The Zondersによるもの。フレンチなのに80年代のアメリカン・テイストも感じられます。Digitalism、Midnight Juggernauts、Van Sheなどのエレクトロ系アーティストも彼らのアートワークを採用しています。

THE ZONDERS - MySpace

「VALERIE」ロゴの入ったTシャツもあります。

先ほど、VALERIEはレーベルでないと書きましたが、NurbsというレーベルがVALERIEと独占契約を結び、リリースを手がけています。Futurというレーベルも関わっていて、こちらがオリジナル契約をしているみたいで、なんだかややこしいんです。

nurbs

日本では、THISTIME RECORDSが日本盤のリリースを手がけています。このレーベルは、日本なら岡山発Substance(Aira Mitsukiちゃんのリミックスやっていました)などのエレクトロ系のリリースもしていますが、ギターポップからパンクまで和洋問わず、何でもありのインディーズみたいです。

Anoraak

早速、2009年3月18日に日本盤が出ているAnoraakの『Nightdrive With You』を購入。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Nightdrive With You
CD1:
01. Nightdrive With You
02. Never Ending Romance Disaster
03. Endless Summer
04. Sunday Night Fever
05. Midnight Stars
06. Waiting For Your Phone Call
07. Teenage Color (Anoraak Remix)
08. Nightdrive With You (Adeyhawke Remix)
CD2:
01. Nightdrive With You (Grum Rmx)
02. Nightdrive With You (Jupiter Rmx)
03. Nightdrive With You (Fear Of Tigers Rmx)
04. Nightdrive With You (sayCet Rmx)
05. Nightdrive With You (Minitel Rose Rmx)


こちらは、1000枚限定生産のナンバリング付き紙ジャケCD。ちなみに僕が買ったのは、699番。タイトル曲「Nightdrive With You」のリミックスが5曲収録されたボーナスCD付き。

Anoraakって、まるでネオアコ系みたなネーミングですが、メロディーの美しさが煌く、哀愁が漂うエレクトロ。Cut Copyとかにも通じるなんだか忘れていたものが帰ってきた郷愁感。 「Endless Summer」は、意識したわけではないでしょうが、YMOぽかったりします。しかし、単なる80年代エレクトロポップの再生に終わっていない。やはり、Daft Punk以降的な音作りが成されています。

ANORAAK - MySpace

Rough Trade UKは、「PhoenixにDaft Punkのロボットディスコをフューチャーしたサウンド。Anoraakの未来はとてつもなく巨大だ」と言っていますが、Anoraakは、5月に新譜『Wolfgang Amadeus Phoenix』が出るPhoenixにも繋がっています。このアルバムからのリード曲「1901」のエレクトロニカ的リミックス・ヴァージョンをsayCetというリミキサーが手がけています。ボーナスCDにも、このsayCetによる「Nightdrive With You」が収録されています。なお、両曲とも彼のMySpaceで聴けます。

sayCet - MySpace

Minitel Rose

4月15日はMinitel Roseの『The French Machine』も日本盤リリース。

The French Machine
01. Elevator
02. Business Woman
03. Be With You
04. Magic Powder
05. Continue
06. When I Was Punk
07. Better Days2
08. Gallery Piece (of Montreal Remix)
09. Better Days1
10. Zombie Lady


Minitelって今まで聞いたことのない言葉だったのですが、Wikipediaによるとフランスで1979年に国を挙げて始まった情報端末。その外見はレトロなPCのようで、近未来感に溢れています。現在では、インターネットの普及によりMinitelもその役割を1997年に終えました。今回のジャケに写っているのも、Minitelのようです。このジャケは微妙に中古レコードのジャケのようなユーズド感があって、こだわりを感じます。

帯には「かくしてJusticeとKlaxonsが出会ってしまった・・・」と書いていますが、1曲目の「Elevator」はJustice meets Heaven 17って感じですね。これは止まらない未来的エレベーターの恐怖を歌ったものですが・・・「Elevator」と言えば、Perfumeですね。 この曲は一見、かわいらしい曲に聴こえちゃうのですが、実は歌詞がやっぱり木の子ワールド。特に四階!

ちょっとMGMTっぽい口笛ソング「Magic Power」やJusticeバリのブリーピィーな「Continue」といったシングル向きの曲も聴き所ですが、「When I Was Punk」はタイトルから想像できるDaft Punkへのリスペクトの意味も持っており、アルペジオ部分がDaft Punk風に出来上がっています。

「Gallery Piece(of Montreal)」は、Of Montrealのビルボード38位まで行ったアルバム『Skeletal Lamping』が原曲のMinitel Roseによるリミックス曲。名前はカナダみたいですが、アメリカのジョージア州出身のエレクトロニカ系バンド。リミックスの方は、こちらもDaft Punk感が漂います。

エレクトロ系でありつつ、確信犯的にギリギリの線をついて来ているMinitel Rose。リーボック、モトローラー、プレイステーションといったスポンサーも付いているみたいですから、今後注目度も上がってくるとと思われます。

Minitel ROSE - MySpace

VALERIEの中心的存在らしいCollegeも日本盤が5月20日に出ます。 また、VALERIEのコンピレーションの企画もあるらしい。まだ正式リリースがないRuss Chimes、Maethelvin、The Outrunnersも注目です。

たぶん、続く・・・