モデルハウス!

さて、第1弾のアイドル編に続いて、モデル編に行きましょう。宇多丸師匠が提唱するモデルハウスにも繋がる、重要分野です。その昔、80年代頃まで、アイドルと言えば、歌手(または女優)としてのアイドルをほぼ指しました。70年代から80年代にかけてTVオーディション番組「スター誕生」から輩出されたアイドルたちはその最たる存在でしょう。現在、アイドルは多様化を向かえ、今やアイドルの主流を脅かす存在が、モデル系。ファッションモデル、グラビアモデル、レースクィーンなど。モデル系の台頭については、昨今のセレブ系やエロカワ系のブームもリンクしていると思われます。

和製カイリー的な歌手デビューをしていた片瀬那奈やRINKA(梨花)は、その先駆けと言えましょう。現在、その意志は鈴木亜美に受け継がれています。

Post Perfumeとして、モデルハウスというのはどうなのかと疑問を呈する方もいるかもしれません。今回、紹介するのはハウス系だけではありませんが、Perfumeの面白さには、従来のテクノポップ的要素とハウスやエレクトロと言ったクラブ世代の要素が混じっているところだと考えます。ライヴやクラブイベントでも盛り上がる「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」や「Twinkle Snow Powdery Snow」「ファンデーション」あたりはハウス寄り。純然たる4打ちハウスというのも未だ健在ですが、最近、ハウスとエレクトロはかなりオーヴァーラップしてきています。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
HOUSE NATION - Best Gig
『House Nation』シリーズなどの乙女ハウス系のコンピレーションのジャケには、いかにもハーフっぽいルックスのモデル系の女性が起用されることが多いですね。道端ジェシカ、長谷川瞳、そして後にシンガーとしても登場する藤井リナ等の所謂、カリスマモデルですね。

片瀬那奈 | リア・ディゾン | 平田香織 | 藤井リナ | 稲森寿世 | 加賀美セイラ | 滝沢乃南 | 初音みう

'08年Post Perfume~アイドル編

片瀬那奈

元祖モデルハウスと言えば、片瀬那奈です。自分の中では、限りなく理想に近い女性シンガーです。女優としては、脇役から主役級の役をこなすようになり、順調なのですが、歌手としての片瀬那奈としては、休止状態が続いていました。時代を先取りしすぎた感さえもあります。

ご本人もかなり音楽好きみたいで、プロフィールにて好きなアーティストは、プログレッシヴハウスのSASHAとあります。うーん、個人的には素直にカイリー・ミノーグとかにして欲しかった。

RETURNS
しかしですよ・・・スケボーキング(SKB)の復活と共に、片瀬那奈は復活。元々ミックスチャー系ロックバンドのSKBですが、最新アルバム『RETURNS』では、エレクトロに接近。その前章として、坂本龍一の「energy flow」をリメイクしたシングル『elegy train』を先行リリース。アルバム収録の片瀬那奈をヴォカールとしてフィーチャリングした「bash featuring KATASE NANA」は、彼女のポテンシャルを最大限に引き出したエレクトロディスコ!!! 彼女のオリジナル「Babe」のフレーズも確信犯的に使いこなしていますね。次は、片瀬那奈のニューアルバムを勝手に期待するしかないです。

カイリー・ミノーグ∽片瀬那奈

リア・ディゾン

LIVE Communication!!!
日本男子がその吉報を聞いて悲しんだ、リア・ディゾン電撃結婚のニュース。別にいいんですけど。真木よう子の方が惜しい感がある。話が逸れました。リア・ディゾンのモデルハウスの魅力については、近未来対談で助手と延々と語り合っています。妊娠後、ライヴDVD『LIVE Communication!!!』は出ましたが、『Communication !!!』は、セカンドにしてラストアルバムになってしまうのか?!

近未来対談~侮れないリア・ディゾン

平田香織

スタイリッシュスター
ラスベガス代表のモデルハウスがリア・ディゾンなら、平田香織は名古屋代表。ハウスというよりも、エレクトロポップですけどね。ちなみに彼女は名古屋でもTVタレント、そしてDJもするみたい。誰か、彼女のDJを聴いた事がある人がいれば、ぜひその様子を報告してくださいませ。

近未来対談でネタにしましたが・・・シングル『Stylish Star』が最初にして最後のリリースとなるのか? 公式ページもニュースを更新していないし。ファッションモデルとしては、先日、「がっちりマンデー」の売れている雑誌特集で『SPYGIRL』のモデルとして登場していましたね。

近未来対談~名古屋嬢☆平田香織

藤井リナ

1st Collection Album LENA
モデルハウス続けましょう。藤井リナは、人気ファッション雑誌『ViVi』の看板的存在でもあるファッションモデル。自らジャケにも登場するDJ KAWASAKIの2007年のアルバム『BEAUTIFUL TOO』でヴォーカリスト・デビュー。同じくDJ KAWASAKIのプロデュースで『1st Collection Album LENA』を発表。お勧めは、「LET IT RAIN」あたり。サウンド的には、テクノポップ、エレクトロと言うよりも、あくまでも乙女ハウス。

ViVi presents HOLIDAY STYLE selected by LENA FUJII
雑誌とのコラボで実現した不思議企画アルバムが、『ViVi presents HOLIDAY STYLE selected by LENA FUJII』。藤井リナがセレクトしたハウスカヴァー曲集とあります。しかも、自分の誕生日に贈ってしまいます。セレクトでコンピにするなら、やっぱりカヴァーというよりもオリジナルだと思うんですけどねぇ。

藤井リナは、リア・ディゾンに似ているという人もいるんですが、MEGも以前出ていた対談番組「グータンヌーボ」にて、優香、リア、リナの三人で出ていました。どこまでが演出か不明ですが、リアの内向的かつとんちんかんな発言と共に、リナのフリーダムな行動が楽しめます。原付駐車違反70回以上のツワモノとして、TV番組の突撃インタヴューも受けていましたね。

稲森寿世

GIRLS STYLE
稲森寿世はファッションモデルですが、純粋なモデルハウスではないですね。第2のビヨンセとか言われた事もあるそうですが、佐田真由美が若くなったみたい。キャッチフレーズは、次世代渋谷系ガール。ただ、彼女のプロフィールを見る限り、音楽的に渋谷系が好きとか、そういうのではない。割とど真ん中の趣味。デビュー・シングル『GIRLS STYLE』のタイトル曲は、キリンジのプロデュースで知られる冨田ラボこと冨田恵一なんで、その辺で渋谷系。カップリングは、Perfumeもカヴァーしたジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」。こちらは、Jazztronikの野崎良太による編曲ですが、ちょっとおしゃれなテクノポップ。

Heavenly Sweet
続くセカンド・シングル『Heavenly Sweet』も冨田ラボの作曲で、ほぼ同じ路線。カップリングは、山下久美子の「赤道小町ドキッ」のカヴァーですが、RAM RIDERアレンジでエレクトロ仕様。所謂、萌え声というんですかね、とっても甘いヴォーカルです。ちなみに両シングルのタイトル曲には、表PVと裏PVがあります。

3枚目のシングルのカップリングのカヴァー曲を予測しましょう。
本命:Sheena & The Rokkets「You May Dream」
対抗:YMO「君に、胸キュン。」
大穴:安田成美「風の谷のナウシカ」
万馬券:伊藤さやか「恋の呪文はスキトキメキトキス」

しかし・・・2月18日発売の3枚目のシングル『晴れの日』には、カヴァー曲無し! ギャフン!

加賀美セイラ

加賀美セイラは、カナダ人とのハーフのファッションモデル。中2で「ゼクシィ」のCMに登場していたくらいなので、かなりメジャーなモデルです。セレブなマリエちゃんとは中学時代からお友達らしい。ファースト『カレイドスコープ』&セカンド・シングル『roundabout』までは、普通のJ-ポップの粋を出てない作風でした。

Summer Day & Night
企画会議の結果(単なる僕の想像)、サード・シングル『Summer Day & Night』から、乙女ハウスに路線変更をしました。タイトル曲は、COLDFEETのLori Fineの作曲によるものですが、Sound Aroundによるリミックスもお勧め。Sound Aroundは、Aira Mitsukiの「ロボットハニー」のリミックスもやっていますが、DAISHI DANCEなどと並ぶ綺麗なリミックスを作りますね。

First Sight
続く、『First Sight』は、加賀美セイラ feat.Ryohei名義で、Ryoheiこと山本領平とコラボ。プロデュースは、DJ MAKAIとハウスど真ん中。

滝沢乃南

グラビアモデルに目を向けましょう。今回紹介したのは、リア・ディゾンくらいですが、意外と、グラビアモデルって巨乳だけではなく、侮れない。元Cymbalsのメンバーの協力で『100 MAGIC WORDS』(2004年)でトミフェブ的80'sを再現させた杏さゆりや、高木完プロデュースの『予感』をリリースした花井美里、『スキスキスー2007』で細川ふみえの「スキスキスー」をカヴァーした小林恵美など。他にもCDデビューしているグラビアアイドルは居ますが、トランス系は枠外とします。

PEACH
滝沢乃南もそんな巨乳グラビアモデルの一人。以前はBOOWYのカヴァーとかしていたんですが、最新アルバム『PEACH』では、豪華バンド系ミュージシャン(何故か鼠先輩も)が参加しています。DVD付きで3,900円は、固定ファン価格ですけど・・・お勧めは、タイトルも何気に近未来な「STEREO FUTURE」。あと、「anything for you」「オレンジ」あたりが、テクノポップ系。21世紀の細川ふみえか?

初音みう

乙女ダンス type:01
タワレコでPerfumeコーナーみたいなのをチェックしていると、なんかエロいジャケが目に付きました。元気ロケッツなバックにヘッドホンを装着したかしゆかに見えないこともない・・・、しかも髪ブラです。いや、単なる妄想です。初音みうの『乙女ダンス type:01』・・・また、初音ミクもの?って思ったんですが、初音みうとある。初音みうは、横浜商科大学出身の元レースクィーン、現在はアーティスト(?)らしい。リア・ディソンもレースクィーン上がりですね。初音ミク以前から、名前は初音みう。

ボーナストラックとして収録されているのが、ROCKETMAN feat. 初音みう名義の「LIFE IS THE MUSIC AND LOVE」。これは、無料ということもありますが、着うたサイトとして配信10万ダウンロード突破した話題曲。ふかわりょう(ROCKETMAN)は最近、この手のテクノポップ・アイドル仕事が増えてきていますね。初音ミクの「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」も、カヴァーして、本家の意地を見せ付けています。

Post Perfumeディスコグラフィー、続編もありますので、乞うご期待!
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