T4Pからデビュー

ガイド:
イイズカさん、はじめまして。
T4P Recordsからの公式デビュー・アルバム『Disconation』のリリースおめでとうございます。HAAPという名前ですが、これは何か由来があるのでしょうか?

HAAP:
HAAP (photo by shingo)
はじめまして。よろしくお願いします。
以前はずっと歌モノの打ち込み系ポップソングを作っていたのですが、その時活動していたユニットが一段落しまして、これからどうしようかという時に純粋にテクノを作ろうと始めたのが今のHAAPなんです。名前に関してはずいぶん悩んだんですが、ある日、知人から「オーロラを調査する「HAARP(ハープ)」というプログラムがある。これをユニット名にしたらどうか?」と薦められまして。で、それを聞いた時は正直イマイチだなと思ったんですが(笑)、何日かして、ふと「R」を抜いて「HAAP」はどうかとひらめいたんです。なんだか凄くドイツ語的な語感で、当時はジャーマンテクノが全盛でしたので、これはテクノぽくて良いんではないかと。ちなみに後で知ったんですが、医学用語で実際に「関節炎」という意味で存在する言葉のようです。

ガイド:
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
TECHNO 4 POP VOL.1
最初にHAAPさんを知ったのは、T4Pからのテクノポップ・コンピレーション第1弾『TECHNO 4 POP VOL.1』に収録の「Plastic Love」です。このコンピに参加することになったきっかけは?

TECHNO 4 POP~VOL.1

HAAP:
活動初期の頃は主にインターネットでの楽曲配信を主体に活動してたんですが、そこでCyborg'80sのZUNBA小林さんと知り合いまして、相通ずるものがありお互いのCDを交換したりして交流を深めていきました。それから1年以上経ってからでしょうか?新しいレーベル(現在のT4P)でコンピCDを作ることになったので是非参加して欲しいとのメールを頂きました。とてもHAAPのサウンドを気に入って貰えてて、いの一番にお誘いいただいたようで、凄く嬉しかったですね。

怪奇ドロップとの接点

ガイド:
なんだかとても懐かしいシンセフレーズで始まる「Plastic Love」は、FQTQさんによるリミックス・ヴァージョンもありますね。インタヴューさせてもらった怪奇ドロップのメンバーでもあるFQTQさんとは、どのようなつながりなのでしょうか?

HAAP:
音楽配信サイト「muzie」にアップしていた曲をたまたまテクノクリエイター集団「CREATION」のメンバーであり、今回のジャケット・デザインをしていただいたryuさんに見つけて貰い、意気投合したんです。そして、そのメンバーの一人だったのがFQTQさんでした。彼らとはサウンド的に非常に通ずるものがあり、お互いにリスペクトしあい刺激を受けあいながら交流を続けております。

怪奇ドロップで金縛り

ZUNBAさんのラブコール

ガイド:
コンピ参加から単独リリースに至った経緯は?

HAAP:
HAAP (photo by shingo)
『TECHNO 4 POP』もVOL.3までリリースし一段落した時期でしょうか?2005年の夏に単独リリースのお誘いをいただきました。実は今だから言えるのですが、最初のお誘いの時は正直ちょっと迷ったんです(笑)。というのも、僕の制作スタイルは細部までこだわりが強い分、制作ペースが非常に遅く、とてもアルバムなんて無理だと。ですが、やはり折角のチャンスを棒に振るのはあまりにも惜しいし、ZUNBAさんのラブコールにも圧されて(笑)、一大決起して制作を引き受けました。作り終えた今では、あの時断らないで本当に良かったと思ってます。

エレクトロディスコ炸裂

ガイド:
さて、アルバム『Disconation』ですが、エレクトロディスコ炸裂☆ですね。タイトル曲の「Disconation」は、Daft Punk meets Zombie Nation with Data 80って感じで、共感する部分が大変多いです。
Disconation
01. MUZIKLIFE IS MYLIFE
02. PLASTIC LOVE
03. DISCONATION feat. eika lee
04. METAL NERVE
05. ELEKTRA PARANOIA
06. 707 CROSSOVER
07. MELOLADY feat. isogo shoujo
08. START FROM ZERO


HAAP:
ありがとうございます!今、四方さんが列挙した名前は僕がもうど真ん中で影響を受けているクリエイター達で、光栄の限りです。彼等と肩を並べられるようなトラックを今後も作り続けていきたいですね。この曲の中盤以降から圧倒的な存在感は放っている女性ヴォーカルは、ゴスペルグループ「The Voice Of Japan」に在籍していたシンガー、李英香さんによるものです。とあるツテで幸運にも歌っていただけることになりました。彼女のヴォーカルは非常に高域が伸びて張りがあり、この曲にはうってつけで、彼女無しにはこの曲の存在感はあり得ませんでした。

ガイド:
isogo shoujoさんのフランス語ヴォーカルをフィーチャーした「Melolady」は、ドラマチックな展開の哀愁のロボディスコで本当にお見事というのが感想です。isogo shoujoさんにもインタヴューしているんですが、彼女とのコラボはどういう経緯で?

HAAP:
彼女の存在を初めて知ったのは『TECHNO 4 POP VOL.2』に収録されていた「terminus」を聴いてからなんですが、まるでFemale版DMX Krewのようなサウンドに衝撃を受けました。音感のセンスが日本人離れしていて、凄くエキサイティングなものでした。その後、偶然にもZUNBAさんとのコラボレーションのお話を聞き、ならば僕もと(笑)、無理を言ってお願いしてもらいました。元々この曲には是非フランス語の女性ヴォイスを入れたいと思っておりまして、isogo shoujoさんはまさにハマリ役でした。Disconation同様、コラボレーションが実現できて本当に幸運でした。

TECHNO 4 POP~VOL.2&3

UKシンセポップを目指して・・・

ガイド:
HAAP以前は、Perfect Summer Coolerというユニットで活動してられたようですが、どのような路線だったのでしょうか?

HAAP:
Space Scientist Umbrella
先程冒頭でお話ししたユニットがそれでして、女性ヴォーカルのナオミ、サウンドプログラムに僕、リリック担当イーノという編成のユニットをやってました。音の路線は90年代のUKシンセポップを目指しいて、海外ではSaint Etienneや Dubstar、国内ではセラニポージあたりがサウンド的に近いと思います。実は1999年にリリースされたギターポップ系コンピCD『Space Scientist Umbrella』に当時のトラックが2曲収録されていま す。HMVの通販で現在も入手可能のようですので、興味のある方は買って聴いてみるのも面白いかもしれません。

JULLANからの影響

ガイド:
80年代に絞って、影響を強く受けたアーティストを3つ挙げてくださいと言えば、誰でしょうか?

HAAP:
そうですね。JULLAN、Ultravox、The Bugglesです。特にJULLANは知る人ぞ知る日本で唯一海外志向の正統派エレクトロポップをやっていたユニットでして、僕のルーツの本当の意味での出発点でもあります。彼等の意志は僕が引き継いでると勝手に自負しております(笑)。

REMIXES CDプレゼント!

ガイド:
ぜひ、ライヴも見せていただきたいですね。今後の活動予定等あれば、ぜひここで発表してください。

HAAP:
Disconation Remixes
はい。まず、4/7(土)田町StudioCube326での「Chain Bug 08」に豪華出演陣に紛れDJブースでライヴを行います。翌週4/14(土)深夜に代々木LiveLaboで開催されるリリースパーティー「DISCONATION」にてライヴを。そして5/4(金)から渋谷PLUGにて隔月で開催されるパーティー「Happy Age Ground」にレギュラーDJとして参加します。詳しくはホームページで随時告知していきますので参照ください。特に4/14のリリースパーティーでは、今回のアルバムのREMIXES CDを入場者にプレゼント予定でして、収録曲全8曲を8クリエイターが各々リミックスという豪華な内容のものになります。ここでしか手に入らない超レア盤ですので、是非遊びに来てください!!

HAAP.NET
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