テクノポップ/Perfume関連

capsule cuteness culture(2ページ目)

新譜『Sugarless GiRL』が好調なcapsuleですが、「なぜ僕は支持するのか?」を考えてみました。中田ヤスタカが手がける裏capsuleとも言えるPerfumeや服飾系ポップについても考察。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

キュートネス全開Perfume

『ファン・サーヴィス[sweet]
キュートネスという観点からは、21世紀最高のテクノアイドル、Perfumeのお仕事は相変わらず輝きを放っています。テクノ3部作の後はどうなるのか、気になっていましたが、2曲入り豪華CD+DVDセット『ファン・サーヴィス[sweet]』は楽曲的には、『Complete Best』に収録の「パーフェクト・スタイル・パーフェクト・スター」の流れを汲んだ、エレクトロディスコ・チューン。「チョコレイト・ディスコ」「Twinkle Snow Powdery Snow」ともに手抜きなしで、いまどきのアイドルでここまでの曲を貰っているのは、珍しいです。ただ、あまりにもファンを意識した「森永HI-CROWN」がでかくなった様なパッケージは、恥ずかしいし、収納しにくいし、個人的にはやめて欲しいですけどね。

服飾系

NAGISA COSMETIC
少し古い作品になりますが、NAGISA COSMETICのミニ・アルバム『NAGISA COSMETIC』(2004年)というのもキュートネスがいっぱいです。「I am computer」などはクラフトワークの「電卓」をキュートにキッチュにした乙女テクノポップ。NAGISA COSMETICの正体は、市川渚という「CUTiE」などを中心に活躍する服飾デザイナーを目指すモデルさん。裏ジャケ写真だけ見ると、コケテッシュな鈴木あみみたいです。雑談中に中田に誘われて乗りでやってみたらしい。「COLKINIKHA」のデザイナー、酒井景都との乙女エレクトロ、COLTEMONIKHAと言い、服飾系はキーワードです。ちなみに中田ヤスタカが関わるイベントでは、服飾・美容学生が割引になったりします。

lollipop
フューチャーポップ系のPlus-Tech SqueezeBoxのハヤシベトモノリと中田ヤスタカが、Wプロデュースした(3曲、2曲づつ)marinoのミニアルバム『lollipop』(2006年)での中田楽曲は、中期capsuleサウンド的。marinoって誰?ってGoogleってみると、まつゆうの妹分とまつゆう(知らないのに、なんか馴れ馴れしく呼び捨てにして御免)が紹介しています。まつゆうって誰?という方に説明します。まつゆうは、渋谷発のアートユニット、chelucyの片割れです。「サエキけんぞうのポッドハンター」のパーソナリティーの一人でもあります。
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