終身の医療保険は、生涯(身が終わるまで)の医療保障を確保できるので、長生きしていく為の保険として、とても人気があります。しかし、入院した時の自己負担額は、同じ病気であっても、加入時と10年後や30年後では違うかもしれません。公的な医療保険制度の内容が変わることも考えられます。

終身の医療保険であっても今後の状況次第では保障の見直しをする必要がでてくるかもしれません。では、どのような時に新たな医療保険へ加入し直すのが良いのか、または継続した方が良いのか判断ポイントをまとめてみました。

保障内容が変わらなくても世の中は変わる!

終身の医療保険でもほったらかしは良くないみたいよ!

終身の医療保険でもほったらかしは良くないみたいよ!

仮に30歳(女性)の時に終身の医療保険に加入したら、保障期間は平均寿命でみても55年間くらいになります。もし100歳まで生きれば70年間の超長期間になります。契約で定められた保険料を払っていれば、これだけの長期間の保障をしれくれるので、終身の医療保険はとても安心できると言えます。

しかし、加入時にいくら安心できても、50年後も70年後も安心できるとは限りません。世の中がどんどん変わっていくからです。過去を振り返ってみるとイメージしやすく、今から50年前は昭和30年代、70年前は第二次世界大戦の前になります。今の日本とは、変わっていないところがないくらい何もかも違います。将来を予測することは難しいですが、同じくらい変わる可能性はあります。公的な医療保険の自己負担割合が3割のままなのか、それ以前に50年後や70年後に制度が存続しているかどうかも定かではありません。また貨幣価値も変わっていきます。しかし、加入している医療保険の入院給付金日額や手術給付金の額は良くも悪くも変わりません。

保障期間が終身ということはそれだけ長い期間になるので、いつか保障内容が陳腐化してしまう時が来るかもしれないということは頭に入れておいた方が良いです。

医療保険の内容は刻々と変化している!

医療保険の主な保障は「入院給付金」と「手術給付金」で10年位前と特に変わっていないですが、細かな設定や特約については時代と共に変わってきています。失敗しない医療保障の見直し方でも触れていますが、入院給付金保障の保障対象となる日が、以前は「病気の場合、8日以上入院したら1日目から保障対象、ケガの場合は5日以上入院したら1日目から保障対象」または「病気もケガも入院5日目から保障対象(4日間免責)」が主流でしたが、最近は「1泊2日から保障対象」や「日帰り入院から保障対象」などへ変わってきています。1回の入院で保障される日数の限度も、最近は60日が主流となってきています。

特約については、いろいろ付け過ぎて複雑になり、数年前には保険会社に大量の不払いや未払いが発覚しました。その反省もあり、最近はシンプルになってきています。先進医療保障は最近多くの保険会社が特約として用意してきています。

加入した時にはなかった保障や設定が、今では当たり前になっていることも考えられます。新商品が登場する度に保障の見直しを検討する必要はありませんが、一年に一度くらいは医療保険の最新情報をチェックするようにしておきたいものです。


終身型の医療保険を見直す時には重要なポイントがあります