4月の101円/ドルから円高基調が進んでおります。11/27には84円台(84円84銭/ドル)をつけました。円高というとこれまで国際優良株にマイナスの影響を与えることが多かったのですが、ドルと円との関係だけでは捉えられなくなってきたいま、その常識はかわってきそうです。

ドル円の関係だけでは捉えられなくってきた

円高と一口に言っても今までは「円高ドル安」とドルとの関係で語られることが多かったでしょう。そのときほかの通貨との関係ではむしろ円安になっていることもあったのです。つまり今までは日本にとって米国との関係が最重要でした。しかし、世界経済の多極化が日に日に進む中、為替は円とドルだけでなく、様々な通貨との関係をより多面的に見ていく必要がでてきたのです。それは今までの株の世界の常識ではドル安円高になれば国際優良株は見送られることが多かったという常識を変えていくことになるかもしれません。

円高で国際優良株は見送り?

これまで円高(ドル安)は日本の輸出企業にとってはマイナスの影響を与え、国際優良株も見送られがちでした。しかし、ドルとの関係では円高でも他通貨では円安になりえます。例えば、円安豪ドル高や円安人民元高などは、日本の輸出企業にとって逆にプラスに働くのです。そしてこれまでのように円とドルの関係だけを重要視する必要がなくなってきている今、ソニーやトヨタをはじめとした国際優良株は米国一国に頼った構図から中国、インド、中東といった国への輸出をますます意識しております。ですから円高ドル安というだけでこれらの輸出企業の業績が悪化していると判断してしまうのは尚早といえるわけです。