Part1で化粧前とはどんなモノかをご紹介しました。少しは雰囲気がわかっていただけたでしょうか?
今回は「もっと深く知りたい!」「化粧前を作りたい!」というユーザーの皆様から質問された“化粧前についてのにお答えしましょう。


Q1 布地はどんなものがいいですか?

A1 主流はサテンでしょうね。理由はやはり“華やか”な感じがするからかな? また布自体が薄手なので、その上にレースの布をかぶせたりもできますし。
サテン以外だとコットン地。サテンと違いこれはいろんな柄があるので、個性を出しやすいかも。またサテンよりも肌触りがいいという理由で、コットンを好む生徒さんもいます。

Q2 “豪華”に見せるため、飾りやフリルはたくさん付けた方がいいのですか?

A2 飾りやフリルがたくさん付いたものはステキですが、付け過ぎては使いにくい場合もあります。
まず下掛け。この上に化粧品を並べるわけですから、あまり凸凹してしまってはね。
それから座布団カバー。座った時にチクチクするほど豪華にするのはちょっと。
一番豪華にしやすいのは上掛けということになるでしょう。

Q3 布は一枚仕立てでいいのですか?

A3 別に一枚でも構いませんが、多少重みがあった方が形も整います。特にサテンは。二枚重ねにするか、別布を重ねた方がいいでしょうね。
ただ逆に重みをつけすぎると、上掛けなどがふわ~っとならず、ずりずりと落ちてきてしまいます。
Q4 下掛けの上に化粧品を並べ、そこで舞台化粧をするそうですが、下掛けが汚れませんか?

A4 汚れません! 下掛けの上に、透明のビニールクロスを敷くからです。10センチ単位で売っているテーブルクロスの透明のものを、下掛けと同じ(机と同じ)サイズにカットし、それを下掛けの上に敷きます。化粧品や飲み物をこぼしても大丈夫です。

Q5 ティッシュを取るたびに、ティッシュカバーってずれませんか?

A5 そうなんです。ティッシュを取るつもりがカバーまで……。だから、下にゴムを付けてあげて下さい。

Q6 スリッパは……どんな感じですか?

A6 肌触りがいいから、タオル地のものが主流ですね。甲の部分に、レースなんぞをヒラヒラと付けたり。飾りはしっかり付けないと、歩いている内に取れてきてしまいます。

Q7 生徒さんはみんなピンクやブルーで“フリフリ~”の化粧前がお好きなのですか?

A7 そんなことはないですよ。シンプルなものが好きな人もいます。
また作って下さるファンの方に“お任せ”の人もいますが「今回はこんな感じで~」と色やデザインをリクエストする生徒さんもいます。
Q8 化粧前は誰がセッティングするのですか?

A8 楽屋には生徒しか入れないから、もちろん生徒本人です。舞台稽古の時に化粧品と共にセッティングします。
下級生がお手伝いすることもあります。

Q9 一ヶ月余りの公演で使っていると、結構汚れてくると思うのですが……?

A9 下掛けは大丈夫ですが、他は多少汚れてしまいますね(人にもよりますが)。特に座布団カバーや上掛けの裏側辺り。座布団カバーは汚れてもいいように、裏表使えるようにしてあげると親切かも。
スターさんになると、中日で新しいものに交換したりしますね。

Q10 公演が終わった後、この化粧前の行方は?

A10 作って下さったファンの方に返す人もいれば、本人で保管(つまり――頂く)する生徒さんとそれぞれです。
スリッパは、かわいそうだけどゴミ箱行きです。

Q11 白い布で作ってはいけないと聞きましたが、ナゼですか?

A11 白い化粧前――これは退団する人が、千秋楽の一週間ほど前から使うからです。退団者のみが使える色が白なのです。


次回は――退団者の白の化粧前をご紹介します。


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