『藤原紀香・木村佳乃・米倉涼子・春花・中谷美紀』
さんらがタカラジェンヌに!


2002年1月3日21:00~23:254日21:00~23:22——フジテレビ特別番組『愛と青春の宝塚~恋よりも生命(いのち)よりも~』が放送されます。

「宝塚が——タカラジェンヌがドラマになる!」ということで、宝塚ファンの関心度は非常に高く、またキャストの豪華さから何かと話題になっているこのドラマの見所や出演者の役どころをご紹介いたしましょう!


1914年に創立された宝塚歌劇団。2002年には88周年を迎えます。
年間総上演回数1300回余り、観客動員数230万人! す、すごいとあらためてびっくり。これだけの長い年月、人々に愛され続けてきた宝塚の魅力とは? 
ファンの方々が一番におっしゃること、それは——宝塚の舞台を観ている時は現実を忘れ、その世界に浸れる——そう。宝塚は夢とロマンの花園ですもん。

その宝塚歌劇が、戦前・戦中・戦後という昭和の激動の時代を描いたドラマになりました。そこには戦争にまつわる様々な苦しく悲しい背景があるわけで。そんな世の中だからこそ、観客に夢を見せようと舞台に生きた5人のタカラジェンヌたち。そこに友情や恋愛もプラスされた物語です。 


脚本には、NHK朝の連続テレビ小説『オードリー』、フジテレビ系『アフリカの夜』、現在TBS系で放送中の『ハンドク!!』などなどの大石 静さん。
演出に藤田明二さん(共同テレビ)。

阪急電鉄株式会社及び宝塚歌劇団は、全面的に撮影提供をしました。
ドラマ中の演目「翼の青春」は宝塚歌劇団の書き下ろし。他、数作品披露される演目の演出・舞台構成は、歌劇団演出家の正塚晴彦氏が担当しました。
大劇場での舞台シーン、これは現在の宝塚大劇場にて撮影。衣装も宝塚歌劇団のものです。

現役のタカラジェンヌ、そして退団後も女優として活躍されている卒業生も多数出演。
また藤原紀香さんら女優陣に、マンツーマンでダンスや日舞の振りを教えたりするアンダースタディも、卒業生が務めました。


さて——主なキャストのご紹介!

リュータン
<嶺野白雪>
藤原 紀香 雪組・男役トップスター。天性の華やかさと実力を兼ね備えた大スター。演出家・影山 航に思いを寄せる。
タッチー
<橘 伊吹>
木村 佳乃 雪組・男役。得意のダンスを影山に認められ宝塚に。元は華族の令嬢だったが、父の事業の失敗でどん底の人生を送っていた。
影山 航(わたる) 椎名 桔平 宝塚歌劇団の名作家兼演出家。生徒たちに憧れる存在。タッチ-の境遇や思いに、心惹かれてゆく。
辻 清志 ユースケ・
サンタマリア
タカラジェンヌの似顔絵を描いて売っている貧乏絵描き。大ファンのエリと親しくなれたのもつかの間、召集令状が……
エリ
<室町エリ>
米倉 涼子 雪組・男役。トップスターになる憧れが強い。実業家のお嬢様。文学少女。
ベニ
<紅花ほのか>
春花 雪組・娘役。リュータンを尊敬してやまない。タップが得意な明るく元気な生徒。
速水 悠介 仲村トオル 海軍中尉。本当は舞台をこよなく愛する人物だが、宝塚大劇場の閉鎖を言い渡す。
トモ
<星風鈴子>
中谷 美紀 雪組・娘役。成績トップの努力家。男役トップになる夢を捨て、リュータンの相手役・トップ娘役に転向するにはわけが……

ほん~の少しドラマの流れがおわかりになっていただけたと思います。詳しいあらすじは……やめましょう。言っちゃったらつまんない。だから私が感じたあれそれだけ少し。


今の宝塚と共通する出来事や思いが描かれたシーンが多々あります。上級生に憧れる下級生、休演者が出た時の代役騒ぎ、男役から娘役トップへの転向、どんなに実力があってもトップスターは永遠ではない……などなど。

また特高の検閲、劇場の閉鎖、兵士たちへの慰問公演など、当時の宝塚や生徒さんたちの想いも知ることができるでしょう。


次に——宝塚歌劇団卒業生・現役生徒らキャストのご紹介!

<卒業生>
ナレーター 八千草薫
遥 陽炎 鳳 八千代
紫貴彩華 朝丘雪路
奈良井根子 久世星佳
穂高 昇 瑠菜まり
姿 八重 森ほさち(現役名:千ほさち)
ミドリ 宮本えりか(現役名:美椰エリカ)
鏡京子 長尾まや(現役名:蘭香レア)
六条朝美 西田久美子(現役名:妃里梨江)
オケイ 和田有由(現役名:鮎奈さえ)
<主な出演者のアンダースタディ>
海峡ひろき 藤原紀香
鷹月笙 米倉涼子
詩乃優花 中谷美紀
雅 景 春 花
夏城 令 木村佳乃
<現役生徒>
専科 日舞講師役 朝 みち子
バレエ講師役 千雅てる子
花組 舞城のどか・隼 颯希・桐生園加・貴 怜良・桜 一花・七星きら・嶺輝あやと・華形ひかる・華桐わかな・音瀬朱夏・望月理世・紫峰七海・珠まゆら・舞名里音・花野じゅりあ・夏空李光・月路 奏・瑠音舞佳・華城季帆・星紀はんな・初姫さあや・日向 燦・姿央みやび
雪組 沙央くらま・晴華みどり・白帆 凜・花緒このみ・鞠輝とわ・衣咲真音・彩みづ希・岬 麗
宙組 織花なるみ・真木 薫・高遠 梓・麻生あくら・潮 和歌・音乃いづみ・天翔ゆうり・大海亜呼・十輝いりす・純あいら・綾花ちか・聖野花珠・鮎瀬美都・草凪 萌・天河佑斗・八雲美佳 ・早霧せいな・華凜もゆる
<スタッフ>

声楽指導・ピアノ演奏者

吉田優子(宝塚歌劇団作曲家)


——というわけで、卒業生15名+現役生徒51名=合計66名のタカラジェンヌと、宝塚歌劇団スタッフ1名が出演&サポートしました。これは“タカラヅカ”をより忠実に視聴者に伝えるためでしょう。

歌える、踊れる女優さんはたくさんいらっしゃると思いますが、化粧の仕方や衣装の着こなし方に始まり、宝塚歌劇のシンボルでもあるラインダンスなどレビューの雰囲気を出せるのは……? やはりタカラジェンヌしかいませんものね。

とは言いながら、本物のタカラジェンヌたちに混じり、ダンス・歌・日舞・タップなどの経験のない女優さん方、よくぞ頑張られた!と表彰状を差し上げたい気分です。


宝塚ファンの方々が一番見たいシーン、それはやはり宝塚大劇場での舞台シーン。
リュータンこと藤原紀香さんは、トップスターのシンボル・羽根を背負って大階段を降りる! 羽根はなんと20?!そして足元も見ずに大階段を降りてくる。そんな恐ろしいことを常にやっている宝塚のトップスターはもちろんえらいが、初体験の紀香ちゃん、えらい!

またこのドラマは戦時中を描いたもの。それをリアルに再現するために、焼け野原の巨大オープンセットを御殿場に作って撮影しました。引き揚げ船のシーンでは自衛隊の協力を得、本物の輸送艦を使いました。なんとこの輸送艦、このドラマの収録を最後に引退したそうです。サヨナラ公演ってとこですね。


豪華なキャスト、セット、衣装……。そしてストーリーに散りばめられた“伝えたいこと”。このドラマ、宝塚ファンの皆さんにはもちろんですが、宝塚を知らない方々にもぜひ見ていただきたい! そして「今の宝塚って、どんなものかな?」と興味を持っていただけたらうれしいです。

私も当時の宝塚を知り、先輩方の思いを感じたいと思っています。



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