「歯医者さんにアレルギーを引起こす原因があった・・・」なんて話をご存知ですか?今回は、「番町オーラルサージャリー&スキャニング」の院長伊藤道一郎先生に「歯とアレルギーの関係」を聞いてみました。

歯医者に行ってぜんそくが起きるって本当?

歯の治療画像
治療中に突然の発作が起こる前に医師と相談をしましょう!
ガイド
虫歯の治療でぜんそくの発作が起きると言う話を聞いたのですが?

伊藤先生
治療後の投与の痛み止め(アスピリン)で起きるアスピリン喘息というのがありますが、この話の前に「器具でも発作を引起こす。」という話しがあります。例えば、口の中に水が溜まったものを吸引する刺激で、発作が起きるなどの例です。まず薬の前に、機械的な刺激が引き金になることがあります。ですから、これらの発作が起こる前に「問診表に必ず喘息などの症状があることを、伝える必要があります。それと同時に、発作が起きた際にすぐに対応できる様、吸引器など用意しておきましょう。

南国系の食品のアレルギーは注意が必要?

ガイド
歯の治療に使う材料でも発作がでるのですか?

伊藤先生
喘息は器官の症状ですが、喘息に限らず皮膚や吐き気など他の症状も含めて「歯科用の合成樹脂などで、アレルギー症状を起こす物質」があります。例えば「ラバーダム」と呼ばれる、ゴム製の材料を使った物が引き金になる場合です。何らかの物質で感作(*感作とは、アレルギー反応を起こす原因物質に対し免疫機能から抗体がつくられ、それが記憶されている状態。感作されたあとに、再度原因物質(抗原)と接触するとアレルギー反応が起こります。)がある場合は、合成樹脂・ラテックス等でも反応を起こす方がいらっしゃいます。

ガイド
南国系の果物の食物アレルギーのある方は「ゴムに注意が必要」と言う話を聞きますね。

伊藤先生
そうですね。アボガド等でじんましんが出る方など、そういった形で何らかの感作をされている方は、反応がでやすいですね。だから食物アレルギーに限らず、じんましん・アトピーなど症状がある方は、みなさん注意が必要です。そういう子どもさんは、必ず問診の際に注意してお話しください。

ガイド:
先生はアレルギーに対して、どのように対応されているのですか?

伊藤先生
これまでに発作が起こったりするケースは無いのですが、まず一番は「問診をしっかりすること」ですね。そしてゴムなどでアレルギーがある方には、ラバーダムを使わないノンラテックスの製品を使うなどの対応をしています。

>>金属アレルギーと義歯の関係?>>