子供がやけどしたら…

Q:うちの子は好奇心旺盛でいろいろなものを触るので、いつか熱湯や花火でやけどしないかといつも心配です。もしやけどしたら、一体どうしたらいいのでしょうか…。
 
A:お答えします。やけどの対処法はとにかくまず水で冷やすことに尽きます。
やけどは、まず水で冷やしましょう
やけどは、まず水で冷やしましょう
よほど重症でない限り、まず水で冷やす、と覚えましょう。

水道の水を流してやけどしたところを充分冷やします。その際に注意するのは

  • 衣服の上からやけどした場合など、無理に衣服を脱がさない

  • 水ぶくれが出来ている場合、潰したりはがしたりしない

  • 熱さや痛みを感じなくなるくらい(最低5分以上)水を流す


などの点です。

水で冷やした、その次は?

水である程度冷やしながら、落ち着いてやけどの広がりと深さを確認しましょう。広がりは体の面積の10%(片方の腕の面積分程度)あれば命に関わるといわれていますから、すぐに救急車を呼ばなければなりません。

また、やけどしたところに水ぶくれが出来ている場合や、皮膚が白くなっている場合はかなり深いやけどですから、急いで医師の診察を受けましょう。

広がりと深さがそれほどでないように見えても、念のため出来るだけ医師の診察を受ける方がいいでしょう。
なるべく医師の診察を受けましょう
なるべく医師の診察を受けましょう


やけどの原因と防止策は?

子供のやけどの原因で多いのは台所まわりのもので、熱湯・味噌汁・コーヒーなどの液体や炊飯器の蒸気など。他にストーブ・アイロンなど高温のものに直接触ってやけどすることもあります。

家庭内にある熱いものは全て、子供の手の届かないところに置くようにしましょう。その際に電気ポットや炊飯器など、コードを子供が引っかけないように注意して。ストーブなどは触らないように柵をします。

また、少し熱いかな、と言う程度のものでも長い時間皮膚に触れていると、「低温やけど」を起こしますから注意が必要です。低温やけどの原因は電気カーペットやカイロが多いのですが、最近の家庭に多いファンヒーターなどの温風も、長時間あたっているとやけどの原因になります。

注意することが多く大変ですが、やけどは跡として残りやすく、ひどい場合命に関わることもあります。子供の行動には充分気を配るようにしましょう。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。


やけどにアロエが効く!?

私が小さい頃、やけどをすると母が必ず「アロエ」を折ってその汁をやけどしたところに塗ってもらったものです。当時は「良く効く」と信じられていましたが、今ではそういったものは細菌の感染などを起こしてかえってやけどが治るのを妨げると言われています。

皮膚の表面だけのごく浅いやけどならともかく、水ぶくれが出来たり皮膚が白くなったりしているような深いやけどには、決して何も塗らず、清潔なガーゼなどをあてて医師のところへ行ってください。




今回の記事は、以下のリンクを参考にしました

やけど(日本赤十字社)

やけど(こぐま保育園)

小児のやけどを防ぐ(子どもの安全ネットワーク)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。