子育て/子育て関連情報

子ども目線で、入園準備を始めましょう(2ページ目)

あと1ヵ月で入園式。さて、わが子の心の準備はいかがでしょうか? 幼稚園ってどういうところ? 何をしておくと良いの? 入園までの準備をお伝えします。

執筆者:松原 美里

入園前に身につけておきたい、自立の習慣

幼稚園
はじめての不安を事前に解消
さて、幼稚園入園まであとわずか。具体的には子どもはどんなことができるようになっていれば良いのでしょうか?
  • トイレに一人で行ける

  • 自分の名前を見つけることができる

  • 自分で服を着たり脱いだりすることができる

  • くつ・くつ下を脱いだり履いたりすることができる

  • 自分でお弁当を出して、広げたり、しまったりすることができる

  • 名前を呼ばれたときに、元気よく返事ができる
実際にガイド自身が盲点だな、と気がついたのは、たくさんのお友達のお荷物が掛かっているロッカーから、自分の荷物を出してくることが子どもにとっての第一の関門でした。分からなくなってしまったり、不安になって泣き出してしまったり、他のことに注意が行ってしまい、なかなか目的を達成して戻ってこれないことも。先生が指示を出しても、子どもの下にすんなりと指示が届き、お席に戻ってくるまでにも時間が掛かるのです。家庭でも似たようなシチュエーションで練習をしておくとお子さんの混乱が少ないのではないかと思います。

それから、子どもたちにとっても先生にとっても難関なのが排泄です。一見、なんてことない生活のひとコマですが、実際に20人ほどの子どもたちが同時に排泄に向かうとなると、混乱が起きます。脱げない子、手伝ってという子、もらしてしまった子、終ってお尻のまま遊び始めてしまう子……。そうなったときに、先生の手にあまる事態にもなりかねません。そうすると子どもも不安な思いをしたり、お友達からからかわれたりと可哀想な思いをするかもしれません。できる限りトイレトレーニングをはじめておくことをお勧めします。少しでもトレーニングをしておくと、その後の先生の声掛けも入りやすくなるからです。

入園前後の不安を受け止めてあげましょう

ワクワクと期待のふくらむ入園式ですが、実は子どもにとってはいつもとはちょっと違う、気が張っている状態になります。ちょっとしたことで不安になってしまったり、そこから甘えん坊になったりすることもあるでしょう。親は幼稚園はこういうところだという認識がありますが、子どもにとってはまだまだ未知の世界なのです。そういった心の状態を「ドキドキしちゃうね。幼稚園に入ったらどんな楽しいことがあるんだろうね?」と受け止めながらも楽しいイメージが膨らむような言葉掛けをしてあげてください。

そして、入園に備えて早寝早起きの習慣をつけながら健康管理にも気をつけてあげてくださいね。皆さんのお子さんが元気いっぱいに入園式を迎えられることを応援しています。



<関連リンク>

幼稚園入園までに覚えておきたいこと

入園・入学準備。子の時期、何をすべき?
こうして子どもを早く寝かせる
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で子育て関連の書籍を見るAmazon で子育ての書籍を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます