やはりまずは、足の清潔を保つこと!

固形石鹸とうがい薬
足の臭いを防ぐには、やはり日頃から足を清潔にしておくことが肝心。しっとり系のボディーソープより固形石鹸の方が、この場合は効果的です。それでもダメ…… と言う場合は、うがい薬を使うのも一策。


さてさて「足自体の臭い」を解消するには、2ページ目の復習になりますが、その原因となる足の裏に常在する様々な細菌を取り除くか、彼らの活動を抑えることが何より肝心となります。その方の体質や食生活、それに居住環境なども絡むことなので、「唯一絶対的な策」とは断言できませんが、少なくとも足の清潔さを保っておくことは必要なことです。

となると、まず誰でも思い浮かぶのが、やはり「常日頃から、足をちゃんと洗うこと」。当然これで大正解ですが、これにはちょっとした工夫が要りますよ。一つは「固形石鹸を用いる」。今日体を洗うのにすっかり主流となった液体のボディーソープは、その多くに保湿成分が含まれていまして、他の部分にはともかく足の臭いを防ぐのにはこれが逆効果になり得るので、サッパリ洗える古典的な固形石鹸、しかも汚れの除去効果だけでなく殺菌・消毒効果のあるものがお勧めです。もう一つは「軽石などを用いて、足の余分な角質も取り除く」。角質も細菌が繁殖するための栄養になってしまうので、足が痛くならない程度に(何事も過度は禁物!)余分なものは取り除いておいた方が確実です。

前ページの靴のケアと共同歩調を取れば、これで足の臭いは大抵治まる筈ですが、これでもまだダメ…… と言う方は、まあ、ちょっと神経質過ぎるかも知れませんが、「うがい薬」を併用してみるのも秘策です。本来の使い方とは全く異なるものの、こちらもご存じのとおり、主成分であるポビドンヨードの殺菌・消毒作用が絶大ですので、適度に薄めたものをコットンパフなどで、足の裏全体に塗ってみましょう。ただしこれ、衣服に付いたら色が取れにくいのが大きな難点なので、入浴の最後に浴室の中で塗って、2~3分程放置し効果を十分行き渡らせた上でシャワー等で洗い流してしまうのがお勧めです。

あと、「靴下に気を遣う」ことも肝心ですよ! 材質により足の裏の通気性が大きく異なるからで、それに劣るナイロン・ポリウレタン製のストッキングを愛用されることが、女性が足の臭いで悩まれる一因になっている事からも、その重要性がお解りいただけるのではないでしょうか。一見暑苦しく感じがちですが、保温性と共に通気性・発汗性にも意外と優れ、細菌の増殖が起こり難いのがウールを主原料としたもの。実は小生がそうなのですが、体質によっては真冬はもちろん、真夏でもコットンを主原料としたものより蒸れずに快適に感じる方もいらっしゃるかと思います。

と言うことで、今回は夏場に特に気になり始める「足の臭い」の原因と対策について、色々とお話し申し上げました。尚、単純に靴や足の衛生状態ではなく、水虫を始めとする病気の直接・間接的な影響で足が臭ってしまう場合も十分あり得ますので、その際はやはりお医者様にご相談なされることが先決です。いずれにせよ足が、そして靴が臭わなくなれば、靴の寿命も確実に長くなりますから、上記のような日頃のちょっとした心掛けで、どちらも大切に労わってあげて下さい。


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