桜の季節に着こなしたい

桜前線が全国に広がり、季節もすっかり春。重いコートは捨てて、軽快にいきたいものです。ただ、「はなびえ」という言葉があるように、意外に冷えるのもこの季節。そんなときにお役立ちのアイテムがスプリング・コートです。今年の春におすすめしたいのが、ニュートラルカラーの薄手のコート。丈は七分丈が断然いいです。ちょっとおおきめをさらりと、それがまさに今季のトレンドです!

今年の春はニュアンスのある色で

都会のコンクリート建築を彷彿とさせる、ちょっとくすんだグレイ、ミルクティーのようなベージュ、色あせたかんじのサーモンピンク、そんな微妙な表情をもつカラーがこの春気になります。パリ、ミラノ、ニューヨークの各コレクションでも、そんなニュートラルカラーを多く見かけました。先行きが見えぬ経済状況の中、ただ明るい色ではなく、どこかニュアンスのある、セピア色の写真のようなノスタルジックなムードが今の気分に当てはまるのかもしれません。
春先に着るコートは軽さがキモ。なので選ぶ素材も薄手のコットン、シルク、ポリエステルなど春らしい素材を photo:石井幸久(m.m.blue)

中間色には中間色をもってくる

そんな中間色を今年っぽく着るコツとしておすすめしたいのが、他のアイテムに明るい色を合わせず、ニュートラルカラーでまとめるという方法。

グレーのトレンチに白のシャツ、一段濃いグレーのパンツを穿いて、という具合に。さらに同系色のストールをさらりと巻けば、大人の渋い男像の完成です。ただひとつ気をつけておきたいのは、黒、紺など、コートの中間色よりもより濃い色をもってくるときです。ダークカラーにニュアンスカラーをミックスすると、陰影のある、濃いムードを演出するにはもってこいですが、春先に着るには暗すぎるイメージに。黒などのダークカラーは靴、鞄など小物などで合わせると良いでしょう。

次のページでは、スプリングコートを選ぶ際にキモとなる裏地のお話を。

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少ししか見えないところだからこそこだわりを

スプリングコートを選ぶ際にこだわりたいのが裏地です。春など、前のボタンを締めずにスプリングコートをさらりと着る場合、ちょっとした動作で裏地がちらりと見えます。その一瞬に見える裏地だからこそ、こだわってみたいもの。

トレンチコートといえばバーバリーが有名ですが、バーバリーをあそこまで有名にしたのも、あの裏地のチェック。バーバリー独特のチェックをさりげなく、コートを脱いだとき、階段をのぼったときなどにのぞかせる。なんともおしゃれな瞬間です。
裏地はポリエステルが基本。触ったときさらりとした感触のポリエステルは、着る際にすべりがよくなります、脱ぎ着がスムーズに photo:石井幸久(m.m.blue)

裏地の色にもこだわりを

今年の春にゲットしたい、ニュートラルカラーのコートの場合は、裏地も表地と同系色というのが鉄則です。裏地の場合も同じで、黒などダークカラーをくれぐれも合わせないように気をつけましょう。さらに今年、多くのブランドで多く見られるのが裏地のないコート。裏地がない分軽くなり、さらりと着こなすにはうってつけ。春風に乗ってコートをなびかせる、そんなドラマチックな着こなしを今年は楽しんでください。

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