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正しいスーツの選び方(3) 生地を選ぶ(3ページ目)

スーツの生地には、サージやフランネルなどいろいろあります。皆さんはどのくらいご存知でしょうか?生地の種類と着こなしたいシーズン、生地のもつイメージについて解説しました。

首藤 眞一

執筆者:首藤 眞一

メンズファッションガイド

シーズンで生地を選ぶ

ざっくり感のあるツイードの生地は、暖かく、クラフト的なイメージをつくる秋冬の素材。写真:©Stormcrow. Image from BigStockPhoto.com
スーツの生地はどのような基準で選べばよいのだろうか?まず、最初に考えるのは、いつの季節に着るかということだろう。もちろん、生地の厚さやどの素材で織られているかによって着る季節も変わってくるが、基本的には次のようになる。

サージ ⇒ オールシーズン
サキソニー ⇒ 薄めのものは春。厚手のものは冬。
フランネル ⇒ 秋、冬
ツイード ⇒ 秋、冬
トロピカル ⇒ 春、夏
ギャバジン ⇒ コットンは春夏。ウールはオールシーズン。

イメージで生地を選ぶ

生地の風合いによってスーツのイメージはずいぶんと変わってくるものだ。サージやギャバジンはシンプルで男性的なイメージを演出し、フランネルは正統派でトラディショナルな反面、カジュアルにも合う柔らかさがある。生地が醸し出す雰囲気は様々。そのイメージを考えながら、スーツを選ぶことも自分に相応しいスーツを見つける上で大切なポイントの一つだ。それぞれの生地のもつイメージは次のとおり。

サージ ⇒ シンプルで、男性的なイメージ
サキソニー ⇒ 高級で、ソフトなイメージ
フランネル ⇒ 伝統的で、柔らかなイメージ
ツイード ⇒ 暖かく、クラフト的なイメージ
トロピカル ⇒ 涼しく、ライトなイメージ
ギャバジン ⇒ クラシックで、男性的なイメージ

以上、スーツ生地と選び方のポイントを解説した。スーツ生地の知識を身につけるには、頭に知識を詰め込むよりも実際に触ってその感触を確かめるのが一番。お店に行って“フランネルのスーツを探しているのだが”などと生地を指名して選んでもらい、その風合いや着心地を試すのがいいだろう。


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