レザー製なら、横幅40cm以内がベスト


ブルックリンのバッグ
使いやすく、横幅40cmと見た目にもバランスがいいのがこのブルックリンのバッグ。色がグリーンなので黒色よりも見た感じも軽やか。サイズ/横40×縦29.5×奥行き(マチ)は広げない状態で10cm。←個人で計測したものなので誤差があります。私物。お問い合わせは、BROOKLYN MUSEUM TEL 03-5414-3357


先日「DIME」のビジネスバッグ特集を読んでいたら、バッグの平均購入価格は3万円弱らしい。ナイロンバッグが主流だが、ソフトなレザーも人気があるようだ。横幅はだいたい40cm~42cmが平均的なサイズ。

気になったのが横幅。電車で座って移動することを考えると、個人的には40cmが限界かな。というのも膝の上に乗せたときに隣の人に当たらないサイズがちょうどこのくらい。とくにハードレザー製の場合は硬いこともあって隣が気になってしまう。しかたなく床に直接置くか、縦方向に回転させることが多い。縦方向にするとバッグの中から物を取り出すのも意外と大変だし。

それに日本人の成人男性の平均身長が170cmくらいだとして、40cmを大きく超える横幅のバッグは見た目のバランスも悪い。体のわりにバッグが目立ってしまう。長身の人には問題ないんですけどね。

アメリカ製はかっこいいが・・・、ん~デカい!


ハートマンのバッグ
このハートマンは10~15年前に三越で買ったもの。明るめの茶色のレザーが気に入っていて、買った直後はよく使っていた。いま持っても少し大きな感じがする。やはりアメリカ人サイズなのかな。この後にPCケースなどのモダンなシリーズを展開するようになった。サイズ/横43×縦31×奥行き(マチ)12cm。※現在このバッグは生産されていません。私物。


さっそく自宅の物置からここ10年ほど使っていないハートマンを取り出して、サイズを測ってみたら横幅43cmもあった。やっぱり・・・。ベルディングレザー(牛革)の色と質感が好きで使っていたが、身長170cmのボクには少しサイズが大きく、使う機会が減ってしまっていた。

ハートマンのバッグは好きで、他にバリスティックナイロン製のものを使っている。余談だが靴ガイドの飯野さんはハートマンのナイロンツイードのアタッシェを愛用していたと思う。こちらも名作ですね。1990年代のハートマンは今よりも魅力があったということだ。コーチもね(笑)。

次のページは、「ブリーといえば黒でしょう!?」です

ブリーといえば黒でしょう!?


ブリーのバッグ
ドイツにはゴールドファイルなど、いいバッグブランドがあるが、ブリーもおすすめ。ネイチャーシリーズはカジュアル色が強いので黒レザーがビジネス向き。現在同じものはないが、タイムズシリーズにデザインが受け継がれているようだ。サイズ/横39×縦30×奥行き(マチ)12cm。※現在このバッグは生産されていません。私物。


対照的によく使っているブリーのバッグは横幅39cmだった。ハートマンと比べて僅か4cmの差なのだが・・・、やはり使いやすい。黒レザーでも光沢があまりないところが気に入っている。

ブリーのバッグ
このブリーはサイズもちょうどいい大きさなのでバランスも良く、さらにハンドルも握りやすくて使いやすい。あと、ショルダーストラップは常時使わないが、荷物が多いときに役立つので便利だ。


写真のこのシリーズは現在作られておらず(たぶんドイツ本国でも作っていないはず)、展開中の「タイムズ」シリーズにデザインは似ている。ただし、革質や作りは「タイムズ」シリーズ方が数段上だ。

いちおうヌメ革の定番「ネイチャー」シリーズも持っているが、こちらはスーツよりジーンズに似合うので今回は紹介しないことにする。

国内ブランドならブルックリンがおすすめ


ブルックリンのバッグ
使われているイタリアンカーフには透明感があり、トラ模様が透けて見えるほど。サイズ/横40×縦29.5×奥行き(マチ)は広げない状態で10cm。←個人で計測したものなので誤差があります。私物。お問い合わせは、BROOKLYN MUSEUM TEL 03-5414-3357


黒いシューズのときは黒色のブリーだが、茶系のシューズにはブルックリンのグリーン色のバッグを合わせることが多い。とても透明感のあるイタリアンレザーを使っていて、ハンドルも握りやすく、本体自体は意外と軽い感じがする。

ライニングが明るめのレザーなのでフラップを開けたときに、気持ちがいいし、中の物を見つけやすいというメリットもある。

こちらの横幅は40cm(もしかしたら現行品は少し大きいかも)なので電車での移動も苦にならない。さすが国内ブランドだけのことはあり、サイズもよく考えている。他にフレンチカーフを使ったバッグも展開している。

次のページは、「ロエベの名作 ディプロマティコ」です

ロエベの名作 ディプロマティコ


ロエベのディプロマティコ
ロエベの傑作だと思っているディプロマティコ。ボックスカーフの光沢感が美しい。当時もうひとまわり大きなサイズもあった。サイズ/横39×縦26.5×奥行き(マチ)6cm。※現在このバッグは生産されていません。私物。


容量はないものの、スーツスタイルによく似合うのがスペイン王室御用達で有名なロエベのバッグだ。以前作られていた「ディプロマティコ」というシリーズで、素材にボックスカーフを使っている。

ロエベのバッグといえばシボ加工を施したシリーズや、ソフトなカーフを使ったシリーズの印象が強いが、こういうドレッシーなバッグも昔は作っていたのだ。

個人的には、ロエベのバッグ史上「アストラガリーナ」とこの「ディプロマティコ」シリーズは最高だと勝手に思っている(笑)。とくにこの「ディプロマティコ」は背面からフラップまで一枚革で作られていて、当時のロエベの自信作だったと思う。こちらのサイズは横幅39cmとやや小ぶりでとても使いやすい。

扱いにくいアタッシェケース


デルガのアタッシェ
デルガのこのアタッシェは角に丸みがあるため、45cmという横幅を感じさせない。ダークグリーンと茶色の組み合わせがヨーロッパっぽく、気に入っているため年に数回は使う。※現在このバッグは生産されていません。私物。


その大きさから滅多に使わないが、たま~に使ってしまうのが横幅45cmのデルガのアタッシェケース。現在の日本ではあまり知名度がないブランドだが、その昔はミラノの貴族のために革製品を納めていたという、由緒あるブランドなのだ。

現在のデルガはあまり日本に入ってきていないが、OEMで他社ブランドを手掛けたりしているようだ。こちらはシボ加工を施した深いグリーンの牛革に茶のレザーをあしらった定番のSBシリーズのもの。ブランドのクラスとしては中堅だが、内装にピッグスキンを使うなど、そこそこ丁寧に作っている。

デルガのアタッシェ
内側がビッグスキンのスエードになっている。最高級の仕上げではないが丁寧な作りだ。サイズ/横45×縦33×奥行き(マチ)9.5cm。


それにしてもアタッシェケースは使いにくい。車で移動する人には向いているが、電車内だと中の物を簡単に取り出せないし、結局スーツのポケットに携帯電話と財布、スイカを入れることになってしまい、バッグはスッキリ、スーツはぷっくりしてしまう(笑)。

余談だが昔買ったリモワの大型アタッシェも役に立たず、歌謡曲のシングルレコード(夏木マリ、あべ静江、由紀さおり他)入れになっている。まあ、役に立ってはいるのだが・・。

次のページは、「バッグのサイズを考えてみる ~まとめ~」です

バッグのサイズを考えてみる ~まとめ~


ブルックリンのバッグ
レザー製バッグの場合はこのくらいの大きさが日本人には向いていると思う。こういう明るめの色は威圧感がないので、見た目のバランスのみ考えれば少し大きめでも大丈夫。最初のページに出てきたバッグの色違い。問BROOKLYN MUSEUM


小柄な人の場合・・・レザー製バッグなら横幅40cm以下、ナイロン製バッグなら40cmくらいがベスト。

身長170cm前後・・・レザー製で横幅40cm、ナイロン製で42cmくらいがいいと思う。レザーでもソフトレザーならもう少し大きくてもOKだ。身長170cm以上の人は大きめのバッグでも大丈夫。

あと、荷物の多い人はレザー製よりもナイロン製が絶対にいい。たとえばブライドルレザーのダレスバッグにいっぱい荷物を詰め込んだら、軽く5kgは超えてしまう。日常生活で体を鍛えたい人はいいけど、普通の人にはつらいはず。素直にナイロン製にしてください。

レザー製のバッグの場合は10cm以内のあまりマチ幅がないものがいい。マチ幅があるとどうしても荷物をギュウギュウに入れてしまうし、本体だけでも重量が増えてしまう。巷で細マチと呼ばれているものがおすすめ。

ナイロン製は生地が柔らかいためマチ幅以上に収納力がある。あまりマチ幅を気にする必要はないだろう。高さはだいたい30cmくらいのものが多いので、こちらも気にしなくていい。

ブルックリンのバッグ
ブルックリンのバッグは仕切り板がレザー製になっているので耐久性がある。探すと意外とないが、レザー製バッグを選ぶポイントにしてほしい。問BROOKLYN MUSEUM


サイズと関係ない話だが、レザー製の場合、ライニングも革製が望ましい。ナイロンや布のライニングは滑りがよく使いやすい反面、何年か経つと破れてしまう。愛用しているブリー、ブルックリン、ロエベのバッグはどれもレザー製ライニングなので耐久性も高い。サイズ以外にライニングも選ぶ際のポイントにしてもらいたい。

ブルックリンのバッグのお問い合わせ先
BROOKLYN MUSEUM
TEL 03-5414-3357
FAX 03-5414-5645
東京都港区南青山3丁目8番37号 第二宮忠ビル1F
href="http://www.brooklyn.co.jp">http://www.brooklyn.co.jp
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。