英国の伝統的なアウターを再解釈したニューブランドとして、2007年秋冬シーズンより本格デビューしたトラディショナル ウェザーウェア。その詳細を紹介する前に、今回のプロデュースを手掛けているマッキントッシュ社に関して詳しく説明したいと思います。

クラシックかつコンテンポラリーなアウター

Traditional Weatherwear
シンプルなデザインですが、シルエットは細身にモダナイズ。上品な光沢のある素材感は今季のトレンドともリンクしています。ボタンが大きいので、グローブを着けたままでも着脱がしやすく、キルティングライナーも付いています。ナイロンステンカラーコート「SELBY」。2万9400円/トラディショナル ウェザーウェア(八木通商 TEL:03-3589-0260)

マッキントッシュの起源はマッキントッシュクロスの発明に遡ることができます。1822年にチャールズ・マッキントッシュによって発明されたその防水布の登場は、全英中に衝撃を与えました。

当然、その生地を使用した「ゴム引きコート」も人気を博しました。実用性の高さから英国の上流階級では乗馬用コートとして使われるようになり、英国陸軍や英国国有鉄道でも採用されるなど、マッキントッシュの人気は瞬く間にヨーロッパ全土を席巻し、英国を代表するアウターウェアブランドとしての地位を確立したのです。

職人による手の込んだ工程は今でも踏襲され、限られた数しか生産することができません。だからこそ生まれるマッキントッシュ独特の匂い、風合い、素材感、クオリティは、本物を欲する世界中の人々から愛されています。実は、そんなマッキントッシュ社の前身の社名がトラディショナル ウェザーウェアなのです。


次のページでは、トラディショナル ウェザーウェアの今季おすすめアウターを紹介します。
マッキントッシュ社の前身であるトラディショナル ウェザーウェア社は長年、ゴム引きコート、キルティングジャケット、トレンチコートなどを作り続けていました。英国の伝統的なアウターを「トラディショナル ウェザーウェア」のラベルで展開していたのです。

今季から新ブランドとしてデビューするトラディショナル ウェザーウェアは、これまでのアーカイブなどをリデザインしたアイテムを中心にリリース。ブランドラベルも、当時使用されていたものがベースになっています。

モダンなシルエットのピーコート

Traditional Weatherwear
コンパクトなシルエットがモダンな雰囲気です。ピーコート「WINTON」。4万4100円/トラディショナル ウェザーウェア(八木通商 TEL:03-3589-0260)
具体的には、英国的な要素や伝統的なデザインはそのまま残しながら、さりげなく時代性を取り入れているのが大きな特徴。このピーコートも、ネイビーのメルトン素材を使ったクラシカルな雰囲気を湛えながら、ショートかつタイトなシルエットを採用しています。

上品なキルティングジャケット

Traditional Weatherwear
着丈の長さによって巧みにモディファイされています。キルティングジャケット「BRECHIN」。3万3600円/トラディショナル ウェザーウェア(八木通商 TEL:03-3589-0260)
今シーズン注目のアウトドアテイストを感じさせるキルティングジャケットは、保温性が高く機能的。絶妙なレングスによって、伝統的アイテムがエレガントな仕上がりです。襟の内側にはコーデュロイが配されていて、感触が大変滑らか。

スイングトップ型ブルゾン

Traditional Weatherwear
気軽に使えるデイリーユースなデザインながら、名品をオマージュしているので上品です。G-9型ブルゾン「RYDAL」。2万9400円/トラディショナル ウェザーウェア(八木通商 TEL:03-3589-0260)
スイングトップの原型と言われるモデルをモチーフにしたブルゾン。このアイテムの象徴的とも言えるドッグイヤーズカラーで、保温性を高めています。さらに、裏地にはキルティングも使われているため、見た目以上の実力を兼ね備えています。

流行に流されるのではなく、時代やトレンドを自分のスタイルに積み重ねていくのが本当のお洒落だと思います。英国スタイルはメンズファッションの原点。そこを堅実に踏襲しているトラディショナル ウェザーウェアは、必ずやあなたの機軸となってくれるはずです。


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