文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)

薄毛と花粉症、それぞれの対策に
共通点があった?

山
今年の花粉量は少ないといわれていますが…
そろそろ今年もスギ花粉が飛び始める季節です。2009年夏の日照時間は全国的に短く、スギの発育には好条件が揃っていなかったことから、飛散量は「平年より少なめ」(日本気象協会)。それでも、毎年悩まされている方には憂うつな時期がやって来ました。
【関連サイト】
環境省花粉観測システム(はなこさん)

え?花粉症?抜け毛・薄毛とは関係ないんじゃないですか?なんて言ってる方は大いなる誤解をしています。実は、花粉症と薄毛対策には結構共通点があるからです。

花粉症で起きる「頭皮のむくみ」が
抜け毛・薄毛予防を妨害!?

毛根図解
花粉症が引き起こす頭皮のむくみは、当然、髪の毛にも悪影響を与えます!
薄毛と花粉症、それぞれの対策に共通点がある――最大の根拠は、花粉症が進行した人の皮膚や頭皮にみられる場合がある「むくみ」です。頭皮がむくむということは、すなわち頭皮の血行が悪くなっている状態。この状態は、抜け毛・薄毛の大敵です。頭皮がむくんだままにしておくと、

●普段使っているシャンプーを使うとかゆくなる場合があり、洗髪しづらくなる
●皮脂汚れがたまりやすくなる
●頭皮マッサージがしづらくなる
●育毛剤が浸透しにくくなる

など、抜け毛・薄毛対策を妨げる状態に移行する可能性もあります。

薄毛が気になっていて、なおかつ花粉症に悩んでいる人、幸い花粉症にはなっていないが、薄毛はちょっと気になっている人…手軽にできて、花粉症、薄毛予防の両方に効く、一石二鳥の対策を伝授しましょう。

【対策その1】
帰宅したら早めに入浴、リラックス

シャンプー
帰宅後にサッと入浴、しっかりシャンプーすれば気分もリフレッシュできて頭皮、髪の毛に好影響が!
身体に付着した花粉を家に入る前にパパッとはたいて落とすのは、花粉症対策にかなり有効。そうすることで家に持ちこまれる花粉の量をかなり減らせるからです。

家の中に入った後は、できるだけ早めにシャワー、入浴して、髪の毛をきちんと洗うことをおすすめします。頭髪に付着した花粉はもちろん、頭皮の皮脂汚れの原因になる小さなゴミ、ホコリをしっかり落とすことができます。

また、シャワーを浴び、入浴することでリラックスでき、ストレスを溜め込まない生活サイクルが生まれることにも期待できます。ストレスフリーの生活は、抜け毛・薄毛予防にも効果的ですからね。
【関連記事】
抜け毛を防ぐシャンプーの方法

【対策その2】
ミント系ガムを噛んで
鼻づまり予防、頭皮の血行促進も

鼻をかむ男性
花粉症の代表的な症状、鼻水、鼻づまりが引き起こすイライラは髪の毛の健康に悪影響を与えます
花粉症にかかった人の大半は、鼻水、鼻づまりに悩まされるもの。あのツラさを軽減する効果があるのが、ミント系のガムです。

まず、ガムを咀嚼することで、体温や心拍数、血圧が上昇し、鼻粘膜の血行が促進されて鼻づまりの改善につながります。さらに、ミントが鼻の粘膜に作用して鼻の通りがさらに良くなることに期待できるのです。鼻が詰まっている時にミント系のチューブ歯磨きで歯を磨くと、スッと鼻の通りが良くなることがありますよね。あれと同じです。

鼻づまりからくるイライラが少なくなれば、ひいてはストレスも軽減され、薄毛予防にも効果的。しかも、咀嚼の血行改善効果は鼻だけでなく頭皮にももたらされます。当然、頭皮、髪の毛の健康に良い影響を与えますね。

【対策その3】
ビタミン系食材をたくさん食べて
粘膜や頭皮のアレルギーを予防

野菜ジュース
野菜を使った料理をつくるのが面倒な人は、野菜ジュースを。手軽に摂取できます
花粉症が悪化すると鼻や喉の粘膜にアレルギーが生じ、かゆみや腫れ、むくみなどを起こす場合があります。
記事1p冒頭でご説明したとおり、頭皮にも同じような症状が起きると、髪の毛の健康を害し、抜け毛・薄毛予防を妨げることになりかねません。

そうした事態を予防するために効果的なのが、普段からビタミンが豊富に含まれた食材を食べること。おすすめは、ほうれんそう、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜です。緑黄色野菜には、髪自体の健康を促進させる働きがあるビタミンAに変化する、βカロテンが多く含まれているのです。

緑黄色に限らず、他の野菜や果物も積極的に食べるようにすればさらにベターでしょう。髪の毛をつくるためにタンパク質を合成するビタミンC、新陳代謝を正常に保つビタミンB群も摂ることができます。
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薄毛対策は健康から、食生活改善レシピ

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花粉症と薄毛、それぞれの対策に共通する3つのポイント、お分かりいただけたでしょうか。花粉症に悩んでいる方、かかっていない方、いずれにせよ抜け毛・薄毛が気になる方は、ぜひ、今回の記事を参考にしてください。

なお、花粉症にかかっていて、なおかつ薄毛治療のプロペシアを服用している、あるいはリアップなどミノキシジル配合の発毛薬を使っている方は、花粉症用の内服薬と併せて服用しても大丈夫なのか、きちんと医師に確認するのをお忘れなく。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。