文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
薄毛とともに髪の大きな悩みのひとつである白髪、とくに若白髪は若い人たちにとっては見逃すことのできない大きな問題ではないでしょうか。
今回は白髪はなぜ発生するのかというメカニズムから、その予防法までを伝授します。

なぜ黒い髪が白くなってしまうのか?

image
若いころ黒かった髪も、しだいに白く…。果たして何が原因なのでしょうか。
それではまず基礎知識から。
白髪とはその名の通り白い毛ですが、もともと黒かったものがなぜ白くなってしまうのでしょうか?
原因はメラニン色素の不足にあります。毛根にあるメラニンを作り出す細胞に、なんらかの異常が発生し、髪を黒くできなくなると白髪が生えてきてしまうというわけです。
それではその異常の原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか。若白髪の場合と、中高年の場合に分けて解説します。


気になる若白髪の原因とは?

若白髪の原因として考えられるのは「遺伝」と「ストレス」です。
実は小学生でも白髪が生えてきたというケースがあり、この場合は遺伝的な原因が強いのではないでしょうか。
しかし、現代人は非常にストレスを抱えやすく、一概に遺伝的なものが原因だとは言い切れません。
特に中学生~大学生までの白髪は、受験勉強や人間関係などで強いストレスを抱えるもの。ストレスを受けすぎると、メラニン色素を作り出す細胞と密接な関係にあるホルモンのバランスが崩れてしまいます。つまり、ストレスを受けた結果メラニン細胞に異常をきたし、白髪になってしまうというのです。
「突然白髪が増えた!」という人の原因はこのストレスによるものが多いです。親族の不幸や、両親の離婚などでいきなり白髪が増えたというケースもあるようです。

それでは中高年の白髪の原因とは?

image
ストレスを抱えやすい管理職などは、白髪になりやすい!?
いっぽう中高年の白髪の大きな原因は「加齢」、またそれにともなう「血行不足」などが挙げられるでしょう。
歳をとっていくと、自然とメラニンの量は低下してしまいます。さらに、血行が悪くなり、頭の血管が圧迫され、髪に栄養がいきわたらず白髪になる……ということが考えられます。
また、若白髪の原因と同じように「ストレス」も忘れてはならないところでしょう。社会に出て働くことで、それまで味わったことのない負担が精神的にのしかかることもあります。たとえば結婚したり、家庭を築いたりすることで、一人のときのような自由さが失われてしまうことに起因するものもあるのではないでしょうか。


食生活の改善で、白髪を予防!

それでは白髪に対してどのような予防策が考えられるのでしょうか?
有効なものとしてはまず食生活の改善が挙げられます。
髪を黒く保つためには、カルシウムと銅が重要な栄養素。カルシウムは髪を黒くしているメラニン色素がたくさん作られるようにするためのもの。また、銅はアミノ酸を黒く染めるのに必要な栄養素です。
これに加え髪を健康的に保つ亜鉛を摂ることで、白髪の予防となります。
また、白髪には黒ごま、黒米、黒豆がいいといわれています。これらを積極的に摂るようにしたいものですね。

●白髪予防に役立つ栄養素と食材●
カルシウム……牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、豆腐、納豆  
銅……レバー、いくら、かに、あわび、ほや  
亜鉛……牡蠣、黒豆、ほたて、納豆


睡眠時間をしっかり確保し、肉体・精神を休ませる

image
眠る以外にも、スポーツなどで身体を動かすことで、ストレス発散を心がけましょう。
髪が一番成長するのは22時~26時。この時間にしっかりと睡眠をとることで、健康的な髪が作れるのです。
そのため、十分な睡眠をとることが白髪対策の一環になるともいえます。 また、睡眠の効果はそれだけではありません。心身ともに疲労し、ストレスを抱えていると、白髪の原因になってしまいます。
そこでしっかりと眠り、ストレスを軽減していくことには大きな意味があるといえます。

白髪は抜くと増える!?

予防策をとっていても、白髪がでてしまうこともあります。
年齢や遺伝子による白髪はある程度許容しなければならないところでしょう。
さて、それでは白髪が生えてきたらどうすればいいのでしょうか?
普通であれば何気なく抜いてしまう人が多いと思います。しかし、これはあまりオススメできません。
理由は、頭皮が傷んでしまうからです。次に生えてくる毛に支障を与えますから、止めたほうがいいでしょう。白髪の本数が少なければ根元まで短くカットするのがベター。多ければ染めてしまってもいいでしょう。
ちなみに白髪は抜くと増えるという話しがありますが、これはあくまで俗説。医学的な根拠はありません。

少し老けた印象を与えてしまう白髪。なるべくなら回避したいですね。ただ、ある程度歳をとってからの白髪であれば、その人の持ち味となりナイスミドルな印象もかもしだせます。
上手く予防するか、それとも上手に付き合うか、それはあなたしだい。今回の記事を参考に、白髪についてちょっと考えてみては?

◎関連記事 
職業別今すぐ始める抜け毛防止法
本当に避けられない?加齢と薄毛の関係
現代「薄毛」用語の基礎知識
現代「薄毛」用語の基礎知識2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。