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足の裏の皮が剥けた……ウォーキング時の足のトラブル対処法

ウォーキングを行っていると、足の裏の皮が剥けたり、靴ずれやマメなどのトラブルが生じることもあります。「軽い」と思って放置すると、悪化し、ウォーキングに支障をきたすこともあります。ウォーキング最中に起こる足のトラブルは早めに対処しましょう。

長坂 靖子

執筆者:長坂 靖子

ウォーキング・姿勢ガイド

足の裏の皮が剥けたら? ウォーキング時の足のトラブル対処法!

足の裏の皮が剥けたら? ウォーキング時の足のトラブル対処法!

ウォーキングによるトラブルに注意しましょう

ウォーキングは誰でも簡単に始められるスポーツですが、靴の選び方や歩き方によってはトラブルが発生する場合もあります。特に、地面に唯一接する「足」は、多くのトラブルが起こりやすいパーツでもあります。これらは、自分に合わない靴や正しくないウォーキング方法によって引き起こされる場合が多いのですが、そのまま放置してしまう事も多いのではないでしょうか? 「そんなに痛くないから大丈夫」なんて軽く思っていたら、症状が悪化してしまいウォーキングに支障をきたすこともあります。

正しいトラブル対処法を身につけて、快適なウォーキングを続けたいもの。今回は、ウォーキング中に報告される足のトラブルとその対処方法を、いくつか例をあげて紹介します。
   

靴ずれの対処法

足には体重の何倍もの重力がかかります

足には体重の何倍もの重力がかかります

「靴ずれ」というと、まず思い付くのが踵の靴ずれですが、サンダルなど指先のオープンなものを履いた場合には足指におこる場合も。なってしまう原因として、下記のような事があげられます。
  • 踵と靴の高さが合わずに、くるぶしの骨が当たる
  • 靴にゆとりがありすぎて、踵が靴にすれる 
  • 靴がきつすぎて、皮膚を圧迫し続ける
上記のケースはよくある事と簡単に考えがちですが、皮が剥けてしまった時などは歩くことも困難なほど痛いものですし、 雑菌が繁殖しやすい場所なため、傷の悪化も心配です。

靴ずれになってしまった場合は、そのまま放置せず消毒をして手当の傷テープを張りましょう。再発予防のためにも、合わなかった靴は中敷でサイズを調整するなどして、そのままでは履かないように注意を。
 

マメ・魚の目・タコ・巻爪の対処法

マメや魚の目、タコ、巻爪などは、 合わない靴の刺激が原因。長い時間をかけて皮膚を硬化させしてしまったり、爪を圧迫したりしていることからおこります。悪化すると、歩くだけで痛みが伴う場合もあるので、現在進行してしまっている方は専用のパッチ等を利用して正しいケアを心がけましょう。

発症してしまう原因として、下記のような事があげられます。
  • 靴のデザインが爪先が細いため、足の指やアーチを圧迫している 
  • 靴のデザインがヒールが高いため、爪先に重心がかかりすぎている
どちらも本来開くべき足の指が自由にならず、密着してしまうデザインです。これ以上症状を進行させないためには、ヒールや爪先のデザインに気をつけ、必要以上に圧迫のおこる靴を避けて、自分の爪先のカーブにあった靴を選ぶことが重要。

また、マメのなかに水がたまっている場合は、針などで抜くと楽になりますが、雑菌に感染しやすくなるので、針先は勿論のこと、患部も充分に消毒を。皮はむかないほうが痛みや感染の心配が少なくなります。
 

捻挫の対処法

捻挫は、足首が内側や外側に捻じれる事で引き起こり、重症な場合は一定期間の通院が必要なこともあります。 さらに、捻挫はクセになりやすい傾向も。

歩行コースの地面の状態にもよりますが、正しい姿勢でのウォーキングができていれば、 足首の捻挫を引き起こすような負担は生じません。ですから、普段から捻挫しやすい人は、もしかしたら、正しくない着地方法が原因とも疑えます。 踵は着地の瞬間、体重の何倍もの重さがかかるので、ただ無意識に前に出すのではなく、 正しい着地を心がけて歩きましょう。

ここで日本ウォーキングセラピスト協会が推奨する、正しい着地をもとにチェックしてみましょう。
  • 前足はちゃんと、踵の真ん中で着地しているか?
  • 踵の外側や内側にばかり体重をかけて歩いていないか?
  • 後足はまっすぐなっているか?歪んだ形で後ろ足の蹴り出しをしていないかか?
いかがですか? 自分ではよくわからない、という場合は、靴裏(踵)の減り具合を確認してみると、自分の癖がわかります。 自分のウォーキング中の着地や足運びを、チェック・意識してみてはいかがでしょうか?

万が一捻挫してしまった場合は、しっかりと患部を冷やして足首を固定しケアしましょう。 もちろん完治するまでは、ウォーキングはお休みすること。
 

安全に続けることが大切

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靴ずれなどのトラブルは、ウォーキングをスポーツとして行わなくても、日常の歩きの中でも比較的起こりうるトラブルです。痛みがあるときは、歩く事を控えてしまうことは仕方のないことですが、折角始めた「ウォーキングダイエット」が途中で断念なんていう事態はなるべく避けたいもの。

まずは、足にあった靴選びでトラブル回避が重要!もし、トラブルが生じてしまったら適切な処置とともにお休みを!

どのようなトラブルにしろ、ウォーキング中やその前後に違和感を感じたら、 すぐにウォーキングを停止しましょう。状態を確認し、安全であることが確認できた時のみウォーキングに戻りましょう。

「日課だから」とこだわり、自身の不調を見逃したりしてしまっては、本末転倒。健康と美容のために行うウォーキングが、ケガの原因になってしまっては意味がありませんよね。無理をぜずに長く楽しくウォーキングを続けて、健康と美容への第一歩にしていきましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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