2月14日、バレンタインデーのこの日、イタリア本国のフィアットからニューモデルSTILO(スティーロ)がジュネーブショーで発表される、との知らせが届いた。ミディアムコンパクトクラスへの世代的飛躍をテーマに制作されたこのスティーロは、3ドアモデルと5ドアモデルの2タイプが用意されている。

ここで具体的な数字を見てみよう。運転を楽しみたいユーザー向けのパーソナルモデルというコンセプトを持つ3ドアタイプのボディサイズは、全長4180×全幅1760×全高1460mm、ホイールベース2600mmとなっている。一方、1クラス上の快適さと広い室内空間、安全性を追求した5ドアモデルは、全幅とホイールベースは同じだが、全長で70mm長く全高で50mm高くなっている。この他、ドライバーズシートのヒップポイントも良好な視界性を重要視している5ドアタイプの方が若干高い。単純に考えると、3ドアタイプが独身者とか1人で移動することが多いユーザー向けで、5ドアがファミリー向けのようだ。
エンジンに関して具体的な数字の発表がなされていないが、4種類のガソリンエンジンと2種類のコモン・レール式ターボディーゼルが搭載されること、3ドアと5ドアでエンジンの違いはないことだけが知らされている。
気になるスタイリングだが、写真を見る限りいたってベーシックなデザインだ。フロントビューは、どことなくドイツ車っぽい「マジメ」さが伺える。
