タッチアップペイントとは?タッチアップペンの正しい使い方は?


クルマを色あざやかに飾っている塗装には、「金属を蝕むサビからボディーを守る」という大切な役割がある。このため、ほんの些細なキズでも、塗膜が剥がれて鉄板面がむき出しになっていたら要注意!マッチ棒の先ほどの些細なサビも、ひとたび発生してしまうと塗膜の下に広がっていき、収拾がつかなくなってしまうからだ。また、下地塗料(アンダーコート)が残っていたとしても、放っておけば塗料の剥がれが広がる可能性があるため安心は禁物だ。ただちにタッチアップしておきたい。

さて、タッチアップとは傷ついた塗装面に同色の塗料を小ハケで塗布する補修方法で、プロ並みの仕上がりさえ期待しなければ簡単に行うことができる。ハケ付きキャップの小ビンに入れられた専用塗料が市販されているので、まずはこれを1本手に入れたい。

純正品と社外品がある


タッチアップ塗料はカーメーカーの純正品の他にケミカル用品メーカーからも市販されている。いずれも純正色が用意されており、内容量や質に大きな違いはない。そして、純正品ならカーディーラー、社外品ならカー用品店にいけば手に入れることができる。

ただし、売れ筋のカラーは網羅されているものの古い車種や人気のないクルマのカラーはラインナップから外される傾向にある。このため、タッチアップ塗料を購入したくても、愛車に合致する色がなく、そもそも設定すらされてなかった……といった経験をしたことがある人も多いとことと思う。

そんなときは国産車全車種の純正色をその場で調色してエアゾール缶に詰めてくれる、ホルツの「MINI MIX」やソフト99の「オーダーカラー」を利用するとよい。そのままではタッチアップには使えないが、適当な小皿にスプレーして塗料を取り出せば筆塗りできるからだ。

また、ソフト99の場合、タッチアップ塗料もオーダーすることができる。困ったときは問い合わせてみるとよい。
※.ホルツの「MINI MIX」でもタッチアップ塗料のオーダー色ができるようになりました。ここに訂正いたします。

まずは愛車のカラーNO.を確認!


ボディカラーは同じように見える白でも5~6種類はある。それも同一のカーメーカーで、数種類ということも珍しくない。このため、タッチアップペイントを購入するときは愛車のボディ色に合致するカラーを識別する必要がでてくるのだ。

とはいえ、特に難しいことはない。どこのメーカーのホディカラーも「カラーNo.(純正色番号)」で管理されているからだ。表記場所はエンジンルーム内に取り付けられている型式プレート内。そこの「COLOR No.」あるいは「COLOR CODE」という項目に記載されている数字がそれだ。
なお、ホンダ車および一部の車種はドアピラーの周囲に単独で表記されている。見当たらなかったときは探してみたい。そして、もしもこれが不明なら、カーディーラに問い合わせるか数種の色を比較検討する必要がある。

社外品には2種類の記号が記されている


タッチアップ塗料には純正色を示す「カラーNO.」と共に純正品には「パーツNO.」が、社外品だと供給メーカー独自の「カラーNO.」が併記されている。例えば左の写真は99工房のタッチアップペンで、上段の「T-27」は供給メーカー独自の記号、下段の「トヨタ用041」の数字部分が純正色を表している。購入するときは両者の記号を混同させないよう充分注意したい。


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