「乗る」メルセデスから「使い倒す」メルセデスへ

AがあってCがある。ならばBが出るのは自然の道理。では次はDクラスやFクラスか? という気持ちは置いておいて、まずはBクラスの登場である。ちなみに今年はラクシャリーオフローダーのRクラスというのも出る予定で、メルセデス・ベンツの車種拡大はすごい勢いで進んでいる。

BクラスはAクラスを大きくしたような雰囲気を持つ。基本的にAクラスと同じベースを使っており、ゆえに雰囲気が似ているというわけだ。決定的に違うのはホイールベースの長さ。前後のタイヤの間隔を長くすると、それだけ車内空間が広くなるというわけで、実はひとつお兄さんであるCクラスよりも長いホイールベースがBクラスには与えられている。結果、Cクラスよりも広いラゲッジスペースになっている。すごい。下克上だ。

もちろん戦略ありきの下克上。Bクラスに課せられた獲得ターゲットが「遊びの荷物を満載して出かけていく」仲間やファミリー層だから。いままでのメルセデスは、大きくても広くても、強くてもでかくても関係なく、一人で優雅に乗ることが多かった。ところがBクラスの場合は最初から「みんなで乗って」「いっぱい積んで乗り倒して」というスタンス。どっちかというと「メルセデスが好き」というより「求む、遊べるクルマ。あれ、メルセデスにもそういうクルマがあるんだ」という人狙いなのである。

高い運転席の着座位置。広い車内空間。床の高さを調整できるラゲッジスペースにアレンジ可能なリアシート。ATではなく無段変速装置が採用されているため、加速はスムーズで市街地での滑らかな走りは心地いい。「乗る」メルセデスから「使い倒す」メルセデスへ。ちょっと気になるBクラスの動きである。


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