これまでに無い面白いシーズンの開幕!

3月12日(金)、いよいよ2010年シーズンのF1が幕を開けます。リーマンショック以降、トヨタの撤退などマイナスなニュースが続きましたが、今年はトピックスが豊富で、まさに「仕切りなおし、再スタート」のニューシーズンになりそうです。

今回は一般の方にも新しいF1の魅力を知って頂こうというわけで、今年のF1の見どころを分かりやすく解説していきたいと思います。

まず、第一章は「基本情報」です。

フェラーリに移籍した2005年、2006年の王者、アロンソ
【写真提供:Bridgestone Motorsport】


12チーム、全24台のバトル!

2010年の「F1世界選手権」には既存の9チームに加えて、「ロータス」「ヴァージン」「HRT F1」の3チームが新たに参戦し、全12チーム=24台が出走します。

当初は4つの新しいチームが参戦する予定でしたが、新チームに参戦権を与えた当初はまだ景気が良い頃で、世界不況の中、新チームは資金集めに苦労しています。何とか3チームが参戦できることになりましたが、マシンのテスト走行が許されたのは2月の1ヶ月間だけということもあって充分な走り込みができておらず、新規チームは苦しい初年度を強いられることになりそうです。
新規参戦の「ヴァージン」。英国のF3チーム「マノー」が母体となったチームで、「ヴァージングループ」がチームを買収し、「ヴァージンレーシング」として参戦する。
【写真提供:Bridgestone Motorsport】
既存チームの変更もいくつかあります。昨年のチャンピオンチームである「ブラウンGP」はメルセデス・ベンツによって買収され、「メルセデスGP」と名前を変え、メルセデスのワークスチームになりました。 また、「BMWザウバー」は親会社のBMWが昨シーズン限りで撤退しましたが、元々チームの中心人物であったペーター・ザウバー氏の指揮のもと、再び参戦します。
新生「BMWザウバー」のマシン。ドライバーはテストドライバーとして長年マクラーレンを支えたペドロ・デ・ラ・ロサと日本期待の小林可夢偉。「BMW」の名前が便宜上残っているが、フェラーリエンジンを積み、BMWザウバー・フェラーリという奇妙な組み合わせに。
【写真提供:Bridgestone Motorsport】
【F1参戦チームリスト】
1. ジェンソン・バトン/マクラーレン(メルセデス) ※移籍
2. ルイス・ハミルトン/マクラーレン(メルセデス)
3. ミハエル・シューマッハー/メルセデスGP ※復帰
4. ニコ・ロズベルグ/メルセデスGP  ※移籍
5. セバスチャン・ベッテル/レッドブル(ルノー)
6. マーク・ウェバー/レッドブル(ルノー)
7. フェリペ・マッサ/フェラーリ
8. フェルナンド・アロンソ/フェラーリ ※移籍
9. ルーベンス・バリチェロ/ウィリアムズ(コスワース)※移籍
10. ニコ・ヒュルケンベルグ/ウィリアムズ(コスワース) ※新人
11. ロバート・クビカ/ルノー ※移籍
12. ヴィタリー・ペトロフ/ルノー ※新人
14. エイドリアン・スーティル/フォースインディア(メルセデス)
15. ビタントニオ・リウッツィ/フォース・インディア(メルセデス)
16. セバスチャン・ブエミ/トロロッソ(フェラーリ)
17. ハイメ・アルグエルスアリ/トロロッソ(フェラーリ)
18. ヤルノ・トゥルーリ/ロータス(コスワース)※移籍
19. ヘイッキ・コバライネン/ロータス(コスワース)※移籍
20. カルン・チャンドック/HRT・F1(コスワース)※新人
21. ブルーノ・セナ/HRT・F1(コスワース)※新人
22. ペドロ・デ・ラ・ロサ/BMWザウバー(フェラーリ)※復帰
23. 小林可夢偉/BMWザウバー(フェラーリ)※移籍
24. ティモ・グロック/ヴァージン(コスワース)※移籍
25. ルーカス・ディグラッシ/ヴァージン(コスワース)※新人

※移籍11人、新人5人、復帰2人

24人のドライバーラインナップを見て頂いて分かる通り、今年はドライバーの移籍が激しくラインナップは大シャッフルされました。また、ミハエル・シューマッハらベテランドライバーの復帰もあり、さらにはF1出走経験が全く無い新人も5人居るとあって、リニューアル度合がかなり大きい印象で、「歴史的」なシーズンになりそうな予感が漂います。