2001年ジュエリートレンド予測

長いこと主役の座についていたホワイトゴールドが退潮し、イエローゴールドが戻ってきた今季。しかし、ゴールドの本場イタリアの様子を見ていると、イエローが復活したと言うよりは、ゴールドのカラーバリエが豊富になったと言った方が正しそう。肌の色になじむピンクゴールド、淡いシャンパンゴールドなどが頭をもたげてきつつあり、ガンメタリック調にメッキしたブラックゴールドも、これから少しずつ日本に流入してくるはずです。

また、いくつかの女性誌では、パールの記事が見られるようになりました。ネオ・クラシックな装いが流行している今、パールの上品さ、優美さに目が向けられているのです。ジャクリーン・ケネディを思わせる60年代風のスタイルに、パールは特にマッチ。お嬢さまっぽくならないブラックパール、バロックパールも見逃せません。

さらに春から夏にかけて大きく飛躍しそうなのが、マルチカラー。さまざまな色みの貴石・半貴石をアソートした、にぎやかなジュエリーです。これまで主流だった無色のダイヤモンドに対する反動とも言える、キャンディのような色石のみずみずしさが新鮮。プラチナづかいで涼やかに、ゴールドづかいでレトロにと、大きく印象が違って見えるのもポイントです。

さて、ファッションから少し離れて、婚約指輪のトレンドを考えてみましょう。ティファニーが2000年に発表した〈ルシダ〉は、スクエアなカットのダイヤモンドでした。日本のブライダルシーンは丸いダイヤモンドにこだわるあまり、それを何とか差別化しようとして「ハートが見える」だの「エクセレントが3つ」だの難しいことを必死に言い続けてきたのですが、そこへ「四角くてもいいんじゃない?」とばかりに〈ルシダ〉をポンと提案したティファニーの先見性は、さすが。先頃結婚した女優のジーナ・デイビスをはじめ、セレブリティたちはさっそく、スタイリッシュなスクエアを選び始めているのですから。

最後に、私が「?」と思っているのが、80年代風フープ・ピアスの復活を叫ぶ声。大きなフープのピアスがパリコレで目立っていた、というのが発端らしいのですが、どうでしょう。丸顔やたまご形の顔が多い日本人がボリュームのあるフープを着けると、顔の横幅が強調されて、どうもしっくりきません。むしろ、ダイヤモンドやパールの“1粒石”系が、引き続きホットな存在であり続けると思われます。




イエローとピンクの中間のような色みの〈ラ・プレッツァ〉のシャンパンゴールド。
ペンダント:18K ダイヤモンド ¥170,000
リング:18K ダイヤモンド ¥220,000
ピアス:18K ダイヤモンド ¥130,000

■このジュエリーについてのお問い合わせは、
ラ・プレッツァ 電話 03-5775-2737へ。




2001年4月発売予定の〈ペルリータ・ミキモト〉のブラックパール。
ネックレス:18Kホワイトゴールド 黒蝶貝真珠 淡水真珠 ダイヤモンド ¥85,000
ピアス:18Kホワイトゴールド 黒蝶貝真珠 淡水真珠 ダイヤモンド ¥55,000
リング:Pt 黒蝶貝真珠 淡水真珠 ¥58,000

■このジュエリーについてのお問い合わせは、
ミキモト 電話 03-3562-1616へ。




〈2001 プラチナ・ジュエリー・ベスト・セレクション〉に選ばれたマルチカラーのリング(中央)。
Pt セミプレシャスストーン ¥130,000

■このジュエリーについてのお問い合わせは、
プラチナ・ギルド・インターナショナル 電話 03-3597-0254へ。



「花火」と名付けられたイヤリングとリング。ブラジルの宝飾店〈H.スターン〉の作品。
18K セミプレシャスストーン 参考商品




ティファニーの〈ルシダ ソリティア ダイヤモンド リング〉。
Pt ダイヤモンド ¥500,000台~

■このジュエリーについてのお問い合わせは、
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 0120-488712(フリーダイヤル)へ。


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