パリの名物、クリニャンクールの蚤の市は以前こちらの記事でも紹介しましたが、この界隈に、地元では知る人ぞ知るというルイ・ヴィトンのアンティーク専門店、『Le Monde du Voyage』があります。
リラックス誌でもApeのNIGO氏が訪れたパリという特集の中で、見開きページで大きく写真が掲載されていたショップです。

店内には、今ではあまりお目にかかれないようなデザインのLVのバッグたちが、ところ狭しと並べられています。

豪華絢爛、であるのと同時に、歴史を通過した物に特有の、厳かな佇まいを感じさせるバッグの数々。
たとえば、今から5、60年も前、20世紀前半に生産されたような物であるのなら、持ち主のなかには今はもうこの世にいない人もいるのだろうな、などと想像を膨らませてしまい、こうして今もなお存在感を失わない物のおそろしさ、というか、人間の歴史のはかなさみたいなものを、ふと考えてしまったりします。

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