アメリカ小学校訪問記(1)

教室に先生が5人?

アメリカ合衆国、ワシントン州の片田舎の公立小学校、Marcus Whitman Elementary School を訪問した。町は砂漠の真ん中に位置しており、原子力発電所・研究所で大きく発展した町である。私が10年前にインターン研修を行った小学校でもあり、知り合いの先生方も大勢いる。

今回、話を伺ったのは1年生担任のMrs. Richards先生である。彼女はこちらの小学校に長く勤めているベテランの先生だ。彼女の受け持つクラスは15~20人で構成されている。この学校では低学年は少人数クラスを徹底して行っている。私が「日本では30人~40人の1年生クラスが結構ありますよ。」というと「それは大変でしょう。」とコメントしてくれた。

まず、1日の授業の流れを説明しよう。この学校では50分授業である。普通、子供たちは8時~8時15分ごろには登校しており、芝生のいっぱい生えている校庭で元気に遊んでいる。校舎は平屋建てになっており、教室から芝生の生えている校庭に直接出入りできるようになっている。それぞれの教室には中からしか開かないドアがあり、時間になると先生はこのドアを開けて子供たちを教室の中に入れている。この学校には朝7時30分頃に登校する子供たちも大勢いる。それは、朝ごはん給食を学校で食べるためである。家庭の事情で朝ごはんを食べることができない子供たちもいるため学校がこのようなサービスをしているのだ。

午前中は主に国語、算数などを行っている。午後は体育、理科、音楽などの科目が多い。これは日本と同じような展開である。アメリカの子供たちも、日本の子供たちも午前中の学習に集中する。お昼ごはんを食べた午後は体を動かすことの方が子供にも良いだろう。

Mrs. Richards先生に一つ質問をした。「英語の言語教育は小学校1年生の段階ではどのように教えているのか?」についてである。

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