資産運用/資産運用をするときの鉄則

積立定期と積立投資は同じ積立だけどどこが違う?

今注目を集めている積立投資ですが、積立定期との違いをご存知ですか?積立定期と積立投資。「どちらも積み立てる金融商品だし、商品内容も同じようなものでしょ」と思っている人が多いかもしれません。しかし、積立定期は貯蓄、積立投資はあくまでも投資です。商品内容の違いを押さえて利用しましょう。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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積立投資と積立定期?

積立投資はあくまでも投資です。しかし、積立と言うと、毎月少しずつ確実に貯蓄できる積立定期預金(以下積立定期)を思い浮かべる人も多いかもしれません。同じ積立ではありますが、商品内容はまったく異なる金融商品です。何が違うのか、それぞれの基本をしっかりと押さえておきましょう。

確実に貯めるなら積立定期

まずは積立定期預金から見ていきましょう。積立定期預金は、月数千円程度の少額から積み立てることができ、普通預金よりも金利がよい貯蓄商品です。積み立てた分は確実に貯まり、元本に金利がつく仕組みです。身近な商品としては、銀行での積立定期や、会社で行う財形積立などがあります。

価格のブレをなくすのが積立投資

積立投資では、月100円~1万円程度から投資商品を購入できます。ここで押さえておきたいのは、毎月同じ投資金額で、投資商品を購入する点です。投資商品は日々価格が変動しています。そのため、投資商品を購入するタイミングや価格で損益が左右されてしまいます。

そのリスクを少しでも軽減するために、価格の動きやタイミングに関係なく定期的に継続して一定の金額を投資していく投資法「ドル・コスト平均法」を利用しているのが積立投資です。積み立てる分だけ価格が平均化されていき、長期的に積立を行うことで価格変動のブレを小さくできるのです。

積立定期では積み立てた元本が貯まり、減ることはありません。しかし、積立投資では、積み立てた元本がそのまま貯まるわけではなく、時には価格の変動によって損失が発生する恐れもあります。購入タイミングを分散しているに過ぎないのです。

どちらも同じ積立型の金融商品だからと言って、商品内容までは同じではありません。くれぐれも勘違いしないようにご注意下さいね。

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