以前も子どもの立ち会いについてはご紹介しましたが、今回は自宅出産の開業助産師さんで子どもの性教育でも活躍する土屋さんにお話を聞いてきました。


麻の実助産所(東京都中野区)
土屋麻由美さん(助産師)



子どもはデリケート

子どもがお産に立ち会う場合、とても大きいのは「環境」だと思いますね。手術でも始まりそうな緊張した雰囲気の分娩室では、大人も緊張するけれど、子どもはもっと緊張してしまいます。そうすると、お産に注意を向ける前に、周りの雰囲気に飲まれてしまうみたい。

でも、自宅出産では、子どもはほとんど緊張することがありません。お母さんが「痛~い」と言っているのに、子どもは平気な顔してご飯を食べていたりします。産院でも、建診によく連れて行ったりして場所やスタッフに慣れさせておくといいのではないでしょうか。

「赤ちゃんはどこから来るの?」


妊娠中から赤ちゃんやお産の出てくる絵本を読んであげるお母さんは多いですね。産院の出産準備教室に子どもを連れて行ってお産のビデオを見せたり。そういうことは、子どもも興味を持っています。調査によると、就学前の子どもの85%が「赤ちゃんはどこから来るの?」と親に聞くそうです。

でも、そういう学習はやはり紙の上でのこと。実際のお産に直結させるのは子どもにはまだ難しく、泣き出す子もいます。でも、泣いてしまうのは悪いことでしょうか? 今の子たちは、リアルな実体験が少ないですから。まして生死に向き合うことは、本当に貴重な体験です。それにほとんどの場合、つらかった部分は、赤ちゃんを見たとたんに吹き飛んでしまいます。そして、赤ちゃんをとても可愛いと思うようです。


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