メキシコのタクシー事情

タクシーは便利だけど、注意が必要

タクシーは便利だけど、注意が必要

公共交通機関のなかでタクシーが最も安全だという国もありますが、メキシコではタクシーは地下鉄やバスより、リスクの高い乗り物……。

政府不認可の海賊版タクシー(白タク)が横行しており、たちの悪いものでは強盗とグルになって、利用者を襲うケースがあるので、流しのタクシーは極力使わないようにしましょう。
ここでは、タクシーの種類の説明や利用の際の注意点について説明します。

空港、長距離バスターミナルからの移動

長距離バスターミナルの専用タクシー

長距離バスターミナルの専用タクシー

メキシコの空港や大都市の長距離バスターミナルから市街までは専用タクシーがあります。専用タクシーなら、行き先区間ごとに料金が決まっているので安心。チケットは空港やバスターミナルの玄関付近にある専用売り場で購入できます。

メキシコの空港では、数年前まで到着口のところで違法タクシーの呼び込みが待ち構えていましたが、現在では空港内の警備を強化したので、かなり減ってきたようです(空港敷地内は基本的に流しのタクシーが乗り入れできないようになっています)。

空港、バスターミナル関係者でないような人物にタクシーを安い値段で提供すると囁かれても無視して、専用タクシーを利用しましょう。

ちなみに、メキシコシティの空港の近くには、メトロ(地下鉄)5号線の駅、Terminal Aérea(テルミナル・アエレア)もあり、旅慣れたバックパッカーたちは利用しているようですが、大荷物を持ってのメトロでの移動は治安の面から、おすすめしません。

空港から市街へ出るためのタクシー利用方法について詳細に説明しています>>>メキシコシティ空港から市内へのアクセス


 

タクシーに乗る際の注意 

空港や大都市のバスターミナルのようにタクシーチケット売り場があれば、わかりやすいのですが、地方のバスターミナルには、そのようなシステムがない場所もあります。また、地方のタクシーにはメーターがついていない場合がほとんどなので、乗る前に必ず値段交渉をしてください。地方ごとに値段がまちまちですが、だいたいターミナルから市街地までは100~200メキシコペソ以内で着くはずです。それ以上請求されたら断った方がいいでしょう。

シティオの一例。塗装にとくに決まりはないのでタイプは様々

シティオの一例。塗装にとくに決まりはないのでタイプは様々

違法の海賊版タクシーに乗らないためにも、移動には“SITIO=シティオ”と呼ばれる無線タクシーを利用しましょう。料金は流しのタクシーよりも上がりますが、安全性が高いです。利用の際に電話で呼び出すのが通常ですが、言葉が不自由な場合は滞在先のホテルのフロントに呼んでもらうように頼みましょう。または、シティオ専用の停留所にあるタクシーか、高級ホテルの前に停まっているタクシーを利用するのもいいでしょう。とくに夜間外出する場合には必ずシティオを使うようにしてください。

参考サイト:
TAXIMEX
メキシコシティのシティオ会社。様々な会社があるが、メキシコ在住日本人が最も利用している代表的な会社。
TEL:5634-9912、 5519-7690、 9171-8888

メキシコシティで流しのタクシーを利用する場合

メキシコシティ政府認可の流しのタクシーの外観

メキシコシティ政府認可の流しのタクシーの外観

できれば流しのタクシーは使わない方がいいのですが、メキシコシティで利用する際の注意点をあげましょう。

現在メキシコシティ認可の流しのタクシーは、タクシーの塗装が統一されています。車体は金とエンジ色のカラーリングで、メキシコシティのシンボルの独立記念塔の天使像のイラストが描かれたものです。車のナンバープレートはアルファベットのAまたはBで始まり、下には赤に白抜きの文字でTAXIと書いてあります。必ずタクシーメーターがあり、写真付きの認可証が窓ガラス部分に貼られています。これが徹底されていないのは不認可の海賊版タクシーになるので、決して利用しないように。

 

政府認可タクシーのナンバープレートの例

政府認可タクシーのナンバープレートの例

乗車の際には、行く先の住所を告げ、目的場所の行き方を知っているのか聞き(道を知らない人も多いので)、タクシーメーターがあるのを確認して、正しく作動しているかもチェックしましょう。通常、日中は7.88メキシコペソからスタート(夜間早朝は割り増し)し、車で15分ほどの距離で、渋滞がなければ30ペソ以内です。メーターの示す料金の額が高かったり、不審な点を感じたら、すぐに降りた方がいいです。

タクシーに乗ったら、外からドアを開けられないように必ずロックし、窓を大きく開けないように。信号の停車待ちなどで、強盗が入ってこないようにするためです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。