「浮腫」とは、一般的にいうむくみのことで、手がこわばったり、指輪がきつくなる、顔を指で押すと後がつくなどといった症状が起こります。妊娠してから出産するまで、体重が10キロ近くも増加するため、血液中に増えた水分が血管の外に出やすく、むくみが生じます。妊娠後期に入ると、3人に1人は現れる症状です。これまで浮腫は妊娠中毒症のひとつとされてきましたが、現在では無関係とされ、単なるむくみであれば心配いりません。ただ、妊娠28週未満で浮腫が発生した妊婦の3分の1は、後に高血圧や蛋白尿を合併しているため早めの対策を取ってください。食塩の摂取は10g/日以下、発症したら7~8g/日程度にしましょう。また、負担の大きい作業や長時間にわたって同じ姿勢を強いる作業も避けるようにしましょう。