大腸菌などの細菌が、尿管をさかのぼって腎臓の腎盂という部分に侵入し炎症を起こす病気を「腎盂腎炎」といいます。妊婦の0.5~2%に発生するといわれ、妊娠中に発生しやすい病気です。大きくなった子宮が膀胱を圧迫したり、ホルモンの影響で腎臓と膀胱をつなぐ尿管の収縮が鈍くなったり、便秘によって腸内が圧迫されたりすることが原因と考えられています。症状は突然激しい震えや寒気を感じ、腰や背中に痛みが走り、38度以上の高熱が出て、尿がにごります。胎児への直接の影響はありませんが、腎臓に入り込んだ細菌が子宮内に侵入し、卵膜が感染を起こすと破水することも。こうなると早産の危険性が出てきます。治療は入院して安静にし、抗生物質の点滴をします。家庭でできる予防としては、十分に水分を取りトイレを我慢しないことが大切です。
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