「カンジダ」は、健康体であっても、口、気管支、肺などに寄生していることの多いカビの一種です。このカンジダが病原性を持って膣内で炎症を起こした状態を「カンジダ膣炎」といいます。カンジダ膣炎は妊婦に多く、また分娩後は自然に治ってしまうことから、全身の健康状態の変化によって起こると考えられています。症状としては、白いカッテージチーズ状のおりものが出て、かゆみを伴います。胎盤を通しては胎児に感染しませんが、分娩時に産道で感染すると、赤ちゃんの口の中に苔状のカビが出たり、おむつかぶれに似た皮膚炎になります。カンジダと診断されたら、妊娠中に膣用錠剤や飲み薬で治療をします。
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