赤ちゃんをうつぶせにして寝かせることは、いわゆる突然死、「乳幼児突然死症候群」=SIDSの原因の一つとされ、警鐘が鳴らされてきました。突然死は3ヶ月から6ヶ月ぐらいの赤ちゃんにおこるといわれています。「うつぶせ寝」による窒息が直接原因ではなく、まだ、呼吸中枢が未熟な赤ちゃんが無呼吸の状態を引き起こす誘因になると考えられています。もちろん、首のすわっていない赤ちゃんを長時間うつぶせにしたり、ふわふわの布団や枕にうつぶせにさせておくには、窒息する危険性があるため注意が必要です。また「うつぶせ寝」と「うつぶせ」はまったく別物で、うつぶせ自体は6ヶ月を過ぎた赤ちゃんにとって必要な発達過程です。
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