初心者にもおすすめ ラディッシュの育て方を紹介

ラディッシュの育て方

短期間で収穫が楽しめるラディッシュ

 
ラディッシュは、別名をハツカダイコン(二十日大根)というとおり、短期間で収穫でき、球状の根っこである果肉部分も直径3cm~5cm程度と小ぶりなので、小さめのプランターで育てることも可能です。ベランダ菜園初心者はもちろん、赤くてカワイイ野菜は、お子様と一緒に栽培を楽しむことのできる品種としてもおすすめです。
 

ラディッシュの栽培スケジュール

収穫までの期間は、初夏:20~30日・春・秋:30~40日・初冬:50~80日

収穫までの期間は、初夏:20~30日・春・秋:30~40日・初冬:50~80日


基本的に、真夏の7月・8月と、真冬の1月・2月以外であれば、いつでも種まきが可能です。九州などの温暖な地域でしたら、12月初旬頃でも種まきできます。収穫までの期間は、初夏であれば20~30日、春・秋なら30~40日、初冬なら50~80日です。
 

培養土等準備するもの

プランターで栽培する場合は、ごく普通のサイズ(幅60cm×奥行き20cm×深さ18~20cm程度)のプランターを用意します。

土は、通常の「培養土」というものを準備すればOKですが、ご自身で土をブレンドされる場合は、完熟堆肥・赤玉土(小粒)・黒土を、7:2:1くらいの割合でブレンドし、そこに元肥として、有機質のボカシ肥料や、油かすなどを、あらかじめ混ぜておきます。

畑で栽培する場合は、完熟堆肥や炭(くん炭)をすきこみ、水はけが良く、ある程度水持ちの良い土に土壌改良し、プランターの場合と同様、元肥を入れておきます。

種は、「すじまき」といって、直線状に溝を作ったところに撒いていきます。幅60cm・奥行き20cm程度のプランターでしたら、横に2本、指で線を描くように1cm程度の深さの溝をつくります。そこに、種をパラパラと撒いたら、土を軽くかぶせて、全体がしっとりと湿るように水やりをします。
 

ラディッシュを害虫から守る

種を撒いてから発芽するまでは、常に土が湿っている状態を保つよう水やりをします。発芽してからの水やりは、土が完全に乾いたらたっぷりとやるのが基本です。

ラディッシュは、収穫までの期間が短いことから、手入れもそれほど大変ではありませんが、唯一の作業として「間引き」があります。これは、隣同士の葉と葉が重なり合わないよう、間隔を適度に調整するものです。第1回目は、本葉が出揃ったときで、葉と葉が重ならないよう、「しっかりしているな」と思われる株を残して、適度な間隔になるよう引き抜いていきます。さらに育ってきて間隔が狭まってきたなと感じたら、2回目・3回目と間引きを繰り返し、最終的には、株どうしの間隔が5cm程度になるよう調整していきます。

ラデュッシュにつく害虫としては、アブラムシ・アオムシ・ハモグリバエ・ヨトウムシ等が挙げられます。無農薬栽培を心がける方は、毎日の水やり時にチェックして、害虫を見かけたらすぐに補殺することが基本となりますが、なかなか気づかなかったり、取りきれなかったりすることもあります。

そこで、「寒冷紗」という布をトンネル状に掛けて、原因となるチョウやガなどが、卵を産みに来ないようにすることで、これらの害虫を予防する方法があります。地面より20cm程高くなるように、支柱や、太めの針金を逆U字型に立てて、そこに、遮光率の低い(なるべく光を多く通す)寒冷紗をかぶせます。このとき、土と寒冷紗の間に隙間ができないようにておくことがポイントです。寒冷紗は、ホームセンターの園芸売り場などで、手に入れることができます。
 

カブに似ているけれど、実はダイコンの一種

赤くて小さいカブ型だけでなく、大根をそのまま小さくしたような品種も。

赤くて小さいカブ型だけでなく、大根をそのまま小さくしたような品種も。

ラディッシュは、球状の根を食べるところが一見カブ似ていますが、アブラナ科ダイコン属の植物で、「ハツカダイコン」の名前のとおりヨーロッパ原産のダイコンの仲間です。

赤くて丸いオーソドックスな「レッドチャイム」「赤丸はつかだいこん」の他に、楕円形をしていて首が赤く、下に行くにしたがって徐々に白くなっていく「紅白」という品種や、ダイコンをそのまま小型にしたような「雪小町」という品種などがあります。この他にも、紫がかったものや、オレンジかがった色のカラフルなものもあり、これらの品種がミックスになった種を使えば、サラダがよりカラフルで楽しげになるでしょう。

また、種まき時期を選ばず、場所もそれほど取らないので、プランターを2基使い、種まき時期を20日程ずらして育てていけば、長期間、ラディッシュを楽しむことができます。
 

ラディッシュに関するQ&A

アブラムシが大量発生してしまった葉

アブラムシが大量発生してしまった葉

Q:アブラムシが大量発生した

A:アブラムシは、葉物野菜を育てていたら、大抵発生してしまうものと覚悟しておいてください。

アブラムシは、発生初期に対処すれば大量発生しないので、毎日の水やりの際に気をつけておいて、ちょっとでも見かけたらすぐに補殺してしまうのが無農薬栽培における最大の防御法です。アブラムシは約7日のサイクルで子供が生まれていくというものすごい繁殖力を持っているので、1週間放っておくだけで、大変なことになってしまいます。

化学農薬を使わない殺虫方法としては、 牛乳をスプレーするという方法があります。また、これと同じ効果を示す農薬に、「アーリーセーフ」というものがあります。主な成分は脂肪酸グリセリドと界面活性剤で、有機JAS法でも使用がOKとされているものです。

Q:生育がよくて思いがけず大量に生えた

A:栽培途中に何回か「間引き」をすれば大丈夫です。

具体的な方法については、前ページに書いた通りですが、「抜いてしまうのがもったいない」とか「せっかく育ったのにかわいそう」ということで、間引きするのをためらっていると、何しろ収穫まで20日しかないので、あっという間に株間が込み合ってしまい、根が充分に生育することができません。

抜いた株も、サラダやおひたしなどで楽しむことができますので、決してムダにはなりません。この「間引き」こそが、ラディッシュ栽培成功のカギといえます。

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