自分らしさのくつろぎのある庭を

欧米は自然を克服するという思想がありますが、日本にはいかにして自然と共生していくかという思想があります。さらに日本人にとっての庭は、住む人の生活スタイルと建物の生活空間との延長線上にあります。自分たちの住まいにおいても、自分らしさをかもし出す、くつろぎのある空間づくりが大切です。

庭の魅力は何と言っても、人が想いを込めて自然をコントロールし、そのせめぎ合いの中に「美」をつくり出すことにあります。したがって、初めは熱意があっても、後に雑草だらけになって、庭への興味が薄れてしまうようでは困ります。ポイントは自分たち家族の暮らし方に合った、ほどよいバランスです。例えば多少手間がかかっても季節ごとに楽しめる花壇を設けるのか、それとも雑草の生えにくいタイル貼りにするのかなど、考え方は様々です。


庭のプランはいつ考える?

一般に庭の計画は、はじめから考えておく場合、工事の途中から考える場合、そして建て物が出来上がってから考える場合の3通りあります。敷地が広ければ、散水柱の位置や、ライトアップの照明など、あらかじめ配管や配線をしておく必要があります。そうでなければ初めのプランの段階では、ゾーニングや主庭の樹木の決定などをおおまかに行い、細かなところは工事をしながらプランニングしていく方法でもよいでしょう。

主庭などは、リビングからの眺め、和室に座ったときの眺めなど、生活していく上で、いろいろなアイデアも湧いてきます。そのプロセスを楽しむのも庭づくりの醍醐味です。
(株)佐川旭建築研究所

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