築41年の社宅を斬新リノベーション

和風料亭もたたずむ都心住宅地になじむスタイリッシュな外観

和風料亭もたたずむ都心住宅地になじむスタイリッシュな外観

東京・赤坂駅から徒歩4分。TBS本社高層ビルの麓の「超都心」にも落ちついた住宅地があることは足を運ぶまで知りませんでした。低層マンションや和風建築の高級割烹がある通りに現れたシェア型賃貸「TOKYO SYNC 赤坂」(企画・設計・管理・運営:株式会社リビタ)は、鉄筋コンクリート造4階建て。周囲の閑静な住宅地の街並みに調和する、主張しすぎない黒と白のモダンな外観です。

最近のシェア型賃貸の傾向の一つに、エコの時代感を反映して古い社宅や寮をリノベーションしたものがあります。ここ「TOKYO SYNC 赤坂」は築41年の某企業の社員寮だったとか。その躯体を残して耐震補強を施し、新築にはない天井や壁の凹凸感が年月を感じさせ、どこかレトロモダンな雰囲気を漂わせています。こうしたところに、最近の若年層が求める「アンティーク・ヴィンテージ感」がうまくマッチしたのでしょう。

まるで欧米のコンドミニアム的空間

リノベーションならではの懐かしさを感じさせる共用ラウンジは、まるでカフェバーのよう

リノベーションならではの懐かしさを感じさせる共用ラウンジは、まるでカフェバーのよう

セキュリティ万全のエントランスを入ると、モスグリーンのカーペットが廊下から各個室内部まで敷き詰められていて一体感を醸し出しています。まるで欧米のコンドミニアムのよう。

エントランス奥には、一気に視界が広がる共用のアップダウンラウンジが。リノベーション前の構造を生かした、文字通りアップダウンな段差が逆に視線に変化を生み、空間をより広く見せるとともに、半地下のダウン空間は「おこもり空間」のような落ちつき感があります。大きなソファセットなどはあえて置かず、凹凸を利用したベンチシートに腰かけたり、座したり、小さなチェアに腰かけたり。いろんな居場所をリズミカルに提供しています。
自然光が降り注ぐ大きな開口部。晴れた日など開け放せば、オープンテラスダイニングになる

自然光が降り注ぐ大きな開口部。晴れた日など開け放せば、オープンテラスダイニングになる

壁を挟んで隣は大きなアイランドキッチンが置かれた贅沢な共用キッチン。シンクとIHクッキングヒーターが2つずつ埋め込まれ、まるで大きな家具のようなスタイリッシュな存在感。炊飯ジャーや電子レンジ、鍋やフライパン、食器もすべて備えられており、食材を買ってさえくればここで存分に料理ができます。ここで入居者同士が料理をしたり、友達を呼んでのパーティ、またウッドデッキテラスとつながっているので晴れた日などはガーデンパーティも。さまざまなシーンが目に浮かびます。

次ページでは、いよいよ個室スペースへ潜入!