最近のデータプロジェクター事情

PCの画面を壁やスクリーンに投影できるデータプロジェクターは、プレゼンテーションなどの場面において必須のアイテムと言える。暗い部屋で映画度を鑑賞するホームシアター向けのシアタープロジェクターに比べて、データプロジェクターは比較的明るい会議室などで利用することが多い。このため、シアタープロジェクターよりも明るさが求められる。

従来はVGA(640×480ドット)表示が主流だったが、現在ではXGA(1024×768ドット)表示が最も一般的で、ワイドXGA(1280×800ドット)やSXGA+(1400×1050どっと)表示といった高解像度モデルもラインアップされている。

最近ではB5サイズで2kgを下回る、携帯性の高いモバイルプロジェクターも一般的になってきた。モバイル用途を意識したプロジェクターの中には、USBケーブル1本でPCから映像を伝送できるモデルや、USB端子に接続したUSBメモリーからプレゼンテーション資料を読み込んで表示できるPCレスモデルなども人気となっているようだ。

まずは基本を押さえておこう

■できるだけ明るいモデルがお薦め
会議室などの壁やスクリーンに投射することの多いデータプロジェクターは、利用する際に周囲の環境が明るい場合も多い。シアタープロジェクターであれば2000lm(ルーメン)程度でも十分だが、データプロジェクターの場合はできるだけ明るいモデルを利用することが重要だ。2500lmや3000lm程度あれば、周囲を暗くできないような環境でも利用しやすい。

■解像度はXGA以上を選ぼう
モバイル性を最重視した超小型プロジェクターでもない限り、解像度はXGA(1024×768ドット)以上を選ぼう。VGA(640×480ドット)やSVGA(800×600ドット)程度では、作成したプレゼン資料などがうまく表示されない場合もあるので気をつけよう。

■モバイル用途なら2kg以下がお薦め
プレゼンテーションなどでクライアント先に出向くことが多いのであれば、ある程度軽くて小さいモバイル向けに特化したモデルを選びたい。2kg以下を目安にするといいだろう。プロジェクターの使用後は通常、バックライトを冷ますクールダウンが必要なのだが、モバイル向けの機種は使用後すぐにしまえるようになっているモデルも多い。

■USBケーブル1本で映像表示できるモデルも
モバイル向けの機種では、USBケーブルでノートPCから映像を伝送できる「USBディスプレイ機能」に対応するモデルもある。外部ディスプレイに表示するための画面出力設定などを行わなくてすむのが魅力だ。

■PCレスでプレゼンできるモデルもお薦め
USB端子に接続したUSBメモリーからPowerPoint資料やJPEG画像などを読み込んで、PCレスでプレゼンテーションに利用できるモバイルプロジェクターもある。重いノートPCを持ち運ばなくていいだけでなく、ノートPC本体や接続時のトラブルなどを防ぐこともできる。

いま初心者にお薦めのデータプロジェクター

初心者向けであまり後悔しない無難な選択としては、以下のデータプロジェクターがお薦めだ。

【ガイドお薦め機種】
・カシオ計算機 XJ-S57
B5ファイルサイズで約1.8kgを実現したモバイルプロジェクター。3000lmの明るさを実現しており、PCレスでのプレゼンテーションも可能だ(JPEG/BMP、AVI(MotionJPEG、MPEG-4)、MP4(MPEG-4)対応)。スピーカーも内蔵する。


・エプソン EB-1735W
B5ファイルサイズで約1.8kgを実現したワイドXGA(1280×800ドット)解像度のモバイルプロジェクター。3000lmの明るさを実現しており、PCレスでのプレゼンテーションも可能だ(BMP/GIF/JPEG/PNG画像、MPEG-2/MPEG-4/WMV8/WMV9動画ほか、専用ソフトでPowerPointなどから変換したシナリオファイルに対応)。スピーカーを内蔵し、USBディスプレイ機能も搭載している。



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