害虫・害獣駆除/その他害虫の駆除の仕方

ダニ駆除の方法、大量発生させないポイントも紹介

ダニの駆除方法をご存知ですか?およそ人間の住む住まいとは切っても切れない害虫であるダニ。その基本的な駆除方法についてご説明します。合わせて、大量発生させないポイントについてもお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

ダニ駆除の方法、大量発生させないポイントも紹介

ダニ駆除の方法、大量発生させないポイントも紹介

どんなに掃除が行き届いているように見える住まいにも、ダニは必ず潜んでいるもの。ですから、その数をゼロにしようと躍起になるというのは、あまりに非現実的かつ徒労です。
ただ、快適な居住環境を維持するために、いかに「増やさないか」ということが肝要と心得ておきましょう。どんなにくん煙剤などを使っても、「増やさない」を意識しない限り、もとの木阿弥となってしまいますよ。

<目次>  

基本的なダニ駆除の方法

ダニアレルギーを持っている人は存外多いよう

ダニアレルギーを持っている人は存外多いよう

■「ダニ? いるかいないか分からない」なら特に対策は必要なし
ダニの話を聞くなどするだけで、精神的にダニが気になって痒い感じになってしまう方がままいます。でも特段の症状(喘息などのアレルギー症状など)がないなら、現状のお掃除でじゅうぶんです。

■「たまに痒い。ダニがいるかも?」レベルなら徹底「乾燥」+「掃除」
「もしかしたらダニがいるのかも」「かゆいかも」。冬季に布団を長期干せなかったり、梅雨時、部屋が蒸し暑いかつ床材が絨毯などである場合には、確かにダニが殖えつつあるのかも知れません。そんな場合には、まず部屋の湿度をチェックして、換気や除湿を行い終日60%を切るように工夫しましょう。

また掃除機での掃除の頻度を倍から3倍程度に増やします。「畳の上に絨毯」など敷いている場合には、できれば絨毯を撤去。畳を上げ、湿気がたまらないようにします。

■ダニが大量発生してしまったら「くん煙殺虫剤」+徹底「掃除」「乾燥」
まれに目にもはっきり見えるほどダニが大量発生してしまうことがあります。そんな場合には発生してしまった部屋をなるべく密閉して「くん煙剤(くん煙殺虫剤)」をかけ、入念に換気と掃除機がけを行います。これは短いスパンで数回繰り返すとより効果的です。その上で、ダニ捕獲シートなどを併用するとよいでしょう(化学物質過敏症の方はくん煙殺虫剤は避けて)。
 

ダニを大量発生させない!ポイントは「湿度コントロール」

厄介な害虫であるダニですが、ダニは脱水すると、数日から2週間程度で死滅してしまうほど脆弱な生き物でもあります。常に程よい湿り気がないと、生きていけないのです。

つまるところ、住まいの「湿度コントロール」こそが、ダニを脅かす重要なポイントと言えます。

目安は、相対湿度にして60%。外気が乾いている時季なら換気をまめにすること。梅雨時などは除湿機やエアコンの除湿機能を活用すればOK。「ダニの出やすい」気密性の高い住まいほど除湿機などによる効果は高いので、まめに湿度計をチェックする癖をつけておきましょう。

また、畳や絨毯、布団などダニの巣窟になりやすい箇所を、50度以上の高温にさらし乾燥させたり、黒ビニール袋を被せて天日に干したり、布団乾燥機を使ったり、高温スチームクリーナーをかけたりするのも同様に効果的です。

可能であれば、古い絨毯や布団を買い換えることも検討してみてくださいね。

【関連記事】

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気の害虫駆除用品を見るAmazon で人気の害虫駆除用品を見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます