返済金額は返済方法でこんなに違う
【1】定額リボルビング方式は、住宅ローンの「元金均等返済」「元利金等返済」と同じ返済方法です。毎月の返済額は一定で手数料(利息)を返済額の中に含むのが「元利定額リボルビング」、元金の返済額を一定にして手数料をそれに上乗せするのが「元金定額リボルビング」です。返済回数も返済総額も「元金定額リボルビング」のほうが少ないのは当然ですが、利息上乗せ分の返済が厳しいと感じる利用者もいます。手数料15%、5,000円コースの定額リボルビングで5万円ショッピングした場合の返済を比べると、元金定額リボルビングは10回返済、返済総額53,385円、一方元利定額リボルビングは返済回数11回、返済総額53,689円で、304円返済総額が多くなりました。計算は目安です。借入日や返済日等によって実際の返済額や回数は変わります。 |
【2】定率リボルビングは、毎月の返済額を借入残高あるいは借入残高+利息に一定の率をかけて算出するものです。この返済方法は計算の仕組み上残高が0円になることはありません。返済額は毎月ずるずると減少し続けますので、どこかで繰り上げ返済をする必要があります。返済回数や返済総額も定額リボルビングに比べると多くなってしまいます。
計算は目安です。借入日や返済日等によって実際の返済額や回数は変わります。 |
【3】残高スライドリボルビングは借入残高に応じて返済額が段階的にスライドするもので、返済額がスライドするものと率がスライドするものとがあります。例えば20万円以上の残高では返済額が2万円、残高が10万円以上20万円未満になると返済額は10,000円、利用残高が10万円未満になると5,000円というように利用残高によって返済額がスライドしていきます。
返済率がスライドするというのは、例えば利用残高50万円以上では10%、30万円以上50万円未満では8%、30万円未満になると5%に引下げそれを基に毎月の返済額を計算するという方法です。
気づかないうちにクレジットカードを利用しすぎて残高が高額になったというような場合には、定額リボルビングや定率リボルビングでは利用残高がほとんど減らない状態になることがあります。そんなときのことを想定したのでしょうか、残高スライド方式を採用しているクレジットカード会社が少なくありません。
計算は目安です。借入日や返済日等によって実際の返済額や回数は変わります。 |
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