人生100年時代。退職金は老後の生活資金の原資だ。

退職金は老後資金として使う重要なお金。ライフプランに沿った使い方・運用を心がけよう!

 

退職金運用商品は3カ月定期預金が中心

退職金運用金融商品のタイプは次の2つ、「短期の定期預金で運用」と「投資商品と定期預金の組み合わせで運用」に分かれます。「短期の定期預金で運用」を取り扱うのは主に地銀です。メガバンクや信託銀行は「定期預金と投資信託」の組み合わせが主流です。

◇短期の定期預金で運用
短期間の定期預金を特別金利で提供。満期後は、同じ預入期間のスーパー定期で、満期時の店頭表示金利を適用して自動継続(元本継続・元利継続いずれかを選択)する。預入期間は3カ月が中心。

◇定期期預金と投資商品を組み合わせて運用
投資商品は主に投資信託。「預入金の50%以上を投資商品で運用」を条件とするものが多く、組み合わせるのは預入期間3カ月の特別金利の定期預金。満期後はスーパー定期3カ月に自動継続(元本継続・元利継続いずれかを選択)し、その時点の店頭表示金利を適用する。

この変形に、三菱UFJ信託銀行の「ずっと安心信託」と定期預金、三井住友信託銀行の「じぶん年金信託」と定期預金、といった組み合わせがあります。

では、いくつかの銀行の商品を具体的に見ていきましょう。

スーパー定期3カ月の特別金利は1.8%

1年以内に使う予定のお金の運用にはよさそうだ。

スーパー定期3か月にリフォーム資金500万円を預けるのもいいな。


メガバンクや信託銀行で定期預金専用商品を扱っているのはごくわずかです。三井住友信託銀行は、スーパー定期3か月で金利が0.8%、りそな銀行は同じく0.1%(公的年金受け取りや給与振り込み等で0.5%)です。それに対し地銀は1.0~3.0%の金利を提示しています。

西京銀行は、退職金を受け取って1年以内、山口県内に居住、年金振込の指定又は予約、退職金アンケートに協力する、を条件に「退職金定期預金」(スーパー定期3か月)を扱っています。預入は300万円以上で金利は年率3.0%。満期を迎えると自動継続(元本継続・元利継続の選択可)し、金利は継続時点のスーパー定期3カ月の店頭表示金利(2018年4月4日現在、0.01%)です。

◇利回りシミュレーション
特別金利3.0%の退職金運用商品で、300万円を1年間運用した場合を計算してみましょう(概算)。
  •  当初3カ月の利息(3.0%) 2万2191円
  •  9カ月の利息合計(0.01%) 226円
  •  利息合計 2万2417円
  •  利回り 約0.7472%
*元本継続、税引き前の利息の合計額

ちなみに、1年定期の金利は高い銀行でも0.15%ですから、退職金運用商品を利用して1年間運用すると、約5倍の利息を得ることができます。

では、他の金融機関が取り扱う退職金運用商品の金利をいくつかご紹介します。いずれも3か月定期です。
  •  大光銀行 2.01%
  •  もみじ銀行、山口銀行  2.0%(公的年金受け取り口座の指定あるいは予約)
  •  トマト銀行 1.0%(年金受け取り予約あるいは年金振込利用で0.1%金利上乗せ)
  •  中国銀行 0.51%(1000万円以上預け入れは2.01%)

「ずっと安心信託」との組み合わせで1.9%

信託銀行ならではの商品を提供しているのは三菱UFJ信託銀行と三井住友信託銀行です。三菱UFJ信託銀行は「ずっと安心信託」(元本保証)とスーパー定期3カ月の組み合わせで、スーパー定期3カ月の金利は1.9%です。

三井住友信託銀行は、「じぶん年金信託」(元本保証)とスーパー定期3か月・1年の組み合わせです。「じぶん年金信託」に50%以上預け入れが条件で、スーパー定期3か月は金利1.5%、1年は0.5%です。預け入れは500万円以上1億円まで。退職金以外でも利用できます。

*「じぶん年金信託」は、金銭信託に預け入れた資金を年金のように毎月あるいは隔月で受け取る商品。

定期預金と投資商品の組み合わせはかなりの高金利!? 続きは次のページ