同じ銘柄を1日に何度も売買できない理由

みなさんは、同じ銘柄を1日に何度も売買したいと思ったことはあるでしょうか。そして実際に売買しようとして、それができなかったという経験を持っている人もいると思います。

え?どうしてできなの?と不思議に思うかもしれませんが、差金決済が禁止されているため、同じ日に同じ銘柄を同じ資金で取引するには制限があるのです。差金決済とは、受渡日に買付代金または売却株式等の提供を行わずに、反対売買による差金の授受により決済することで、現物取引での差金決済は法令で禁止されています。

例えば、50万円で買ったA銘柄をその日に51万円で売った場合、差額の1万円の授受だけで決済(精算)することは差金決済に該当します。

では同じ銘柄を1日に複数回売買することは絶対に不可能なのかというと、実は違います。2回目の買いの分の投資資金がある場合は別なのです。つまり、投資資金が200万円あって、A銘柄を60万円で買って、それを65万円で売却したということであれば、まだ資金が残っているのでもう1度A銘柄を買うことはできます。

しかし、もし投資資金が100万円の場合は、2回目の売買ができないことになります。この理由は、1回目の売りの決済が行われるのが4営業日なので、まだ現金化されていないため2回目A銘柄買いの代金がないことになるのです。
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通常、1日に何度も売買することは制限がかけられている。ただし、同じ資金を使わなければ、1日に何度も売買ができる。

しかしこの決済に関する壁を壊したサービスが始まりました。それが松井証券の即時決済です。 

即時決済で何度も売買可能

即時決済のメリットは、なんと言っても1日に同じ銘柄を何度でも売買できることです。そのため、株価上昇に乗った売買ができるようになり、つまりはチャンスの拡大につながります。特に1日に何度も売買をするデイトレーダーにとっては朗報かもしれません。

また信用取引においても、通常、信用取引の代用株券(担保)を売却しても、売却日当日の信用取引の担保評価は株券として評価されるため前日終値の80%評価のままで、100%評価、つまり現金としての評価になるのは翌営業日です。

しかし、松井証券の即時決済取引なら、注文が約定するごとに即時に決済を行うので、代用株券がすぐに現金になるのです。ということは、信用取引の代用株券を100%活用することができるので、こちらでもチャンスが広がることになります。

しかし、即時決済については注意点があります。それは、熱くなりすぎる可能性があるということ。たとえばA銘柄の利益確定をした後、さらに株価が上がってしまうと、どうしてもまた買いたくなってしまうもの。

「ここで売らなければまだまだ儲かったのにな」という思いと「これだけ上がっているのだから、もっと上がるに違いない」という期待があるため、ついつい買いの注文を出してしまいます。しかし、こういった判断が案外曲者なのです。

通常であれば資金が足りなければ買うことができないので、こういった「冷静さを欠いた行動」にはストップがかかることが多いでしょう。しかし即時決済ではストップが入らないために、買うことができてしまうのです。

したがって、同じ銘柄を1日に何度の売買するようなときには、いつも以上に冷静になることが求められます。といっても、常に慎重に売買ができるのであれば即時決済はとても魅力的なサービスを言えると思います。上手に利用することが大切ですね。


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