日銀総裁が村上ファンドに出資していたことによって、村上ファンドの運用成果が明らかになりました。

2001年4月以降の村上ファンドの投資成果は1000万円が2231万円に


報道によると、2001年4月にファンドは仕切り直しをして再スタートをしているようです。運用成果をみると、1000万円の投資金額は2001年末に(2001.4月~)1015万円に、2002年末959万円、2003年末1179万円、2004年末1366万円、そして2005年末には2231万円になっています。
高収益への期待
誰もがプロに運用を託して高収益を期待したいが…


  • 2001年末 1015万円
  • 2002年末  959万円
  • 2003年末 1179万円
  • 2004年末 1366万円
  • 2005年末 2231万円
    (2006.6.21 日本経済新聞より)

1000万円の投資ですので、収益率が一目瞭然です。1179万円とあれば、元本に対して17.9%アップしていることになります。

2001年、2002年は「プロ中のプロ?」の技で大幅下落を阻止


では、まず 2001年、2002年の株式市場全体の動きを見てみることにします。

各年の株式市場の収益率は…

  • 2001年 ?19%(2001.3末~2001.12末)
  • 2002年 ?18%
    (小数点以下切捨て)

    2001年、2002年は日本の株式市場は大きく低迷しており、村上ファンドもさほど収益を上げていませんが、株式市場ほど大きなダメージは受けていません。村上ファンドの手法は、株価が割安に放置されている企業に投資をした上で、表に出ていない隠れた価値を顕在化させ株価が上がったところで売り抜けるというものです(インサイダー疑惑とは別に、価値の顕在化のさせ方にいろいろな議論や批判があります)。

    2003年3月ごろまでは、日本株式への投資マインドは冷え込んでおり、株式は実際の企業価値以上に大きく売られ割安に放置されていた銘柄も多かったため、「村上ファンド手法」にとっては都合がよく、ファンド資金のトータルでは大きく収益を落とさずに済んだのかもしれません。

    2003年以降、ファンドの収益が著しくアップ!しかし…


    今の日銀総裁が就任したのが2003年ですが、皮肉なことに、2003年以降に村上ファンドは高いパフォーマンスを実現しています。

    ところが、ゼロ金利の中、村上ファンド並の収益を上げているものがあったのです。