還暦・長寿祝い/還暦・長寿祝い

長寿祝いのマナー(2ページ目)

高齢化社会となれば、還暦に始まり、その後続く長寿祝いも科学と医療の進んだ今、さほど稀ではない日常となりつつあります。そんな身近な長寿祝いのあれこれをご紹介。

執筆者:冨田 いずみ

長寿祝いを贈る時期

祝宴が催され、招かれていれば、その当日宴席でお渡しします。宴を開かなかったり招かれていなければ、誕生日の1週間前から当日までに贈ります。誕生日当日を宴会会場やお食事処・レストランなどで過ごされる場合もあるでしょうから、託送する際は誕生日前日までにお届けするのが親切でしょう。


長寿祝いの相場と表書き

のし付きで、水引は、紅白または金銀の蝶結び(=花結び)が基本です。「寿」「寿福」「御祝」「祝還暦」「祝古希」「祝喜寿」などの表書きが使われます。ちょうど水引の結び目の中央下に表書きよりもやや小さく姓名を書きます。金額の目安は1万円から10万円(参照:「のし袋の種類と表書き」)。


喜ばれる長寿祝い

昨今の還暦を迎える方々は、昔より10年も20年も若々しく、老人という印象すら皆無なので、赤いちゃんちゃんこを一般に贈ることはまずなくなったと言ってよいでしょう。還暦祝いには、赤い色をベースやポイントに取り入れたネクタイやマフラーなどのファッション小物やステーショナリーを贈るなど、かなり自由になってきました。

ですが、あくまでも長寿を敬いお祝いする方の趣味嗜好に配慮し、格式を望む方には昔ながらの贈り物に質の良さを加味し、モダンなデザインセンスが活かされた酒器のセットや銀食器、うるしや金銀箔の美しいフォトフレームや上質の塗りの箸、また心地よい寝具などを選んではいかがでしょう。また傘寿では文字どおり、今も上質の傘を贈るのは素敵だと思います。すべて古いと捨て去るのではなく、良いものは上手に継承していきたいですね。

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