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安心して住宅ローン金利を選ぶことができますね。

魔法の金利「APR」って何?

間違いだらけの住宅ローン金利比較第1弾で紹介した「APR」という金利はアメリカでは住宅ローンの金利を比較するときには欠かせない金利表示であることを説明しましたが、実際はどんなものなんでしょうか?
「米国の住宅ローン金利表示(一例)」をもう一度見てみましょう。

一言で言えば、
APRとは住宅ローン金利に借り入れる諸費用や一定の金利リスクを反映させた金利です。
例えば、当初1年間の金利がどれだけ低くても、借り入れる時の諸費用が高い場合や、その後の金利上昇へのリスクが高い場合にはAPRは高くなってしまうのです。言い換えれば、「住宅ローンの実質金利」と総称してもよいでしょう。

アメリカでは金利リスクや高い諸費用の住宅ローン貸付から消費者を保護するために、APRの表示が義務付けられています。

「APR」にはこんな費用が含まれている!?

先ほどの「米国の住宅ローン金利表示(一例)」の中でも紹介されていますが、実際に支払う金利以外にAPRには以下の費用が含まれているケースが多いです。(州により法律が異なるため実際に含まれる費用も異なる場合がありますね。)

■ ローン申請費用(Application Fee:通常200USドル~500USドル程度)
■ 不動産鑑定費用(Appraisal Fee:通常約300USドル)
■ オリジネーション費用(一般的にポイントと呼ばれる)
■ ローン審査費用(Underwriting Fee:通常約500USドル程度)
■ 15日分の前払い利息(15days Pre-Paid Interest)


将来金利が変動する場合は「APR」にはこんな影響が!

「30Yr Fixed」(30年固定金利)では将来金利の変動はないが、「3/1 ARM」(3年固定)などでは4年目以降から金利が上昇するリスクがあるわけです。そのような場合には、「APR」は現在の金利水準をそのまま以下のように適用することになります。例えば、4年目以降の金利がこの「3/1 ARM」の場合は、基準金利(1年物:3.75%)にマージン(2.75%)を加算した金利6.50%に上昇するわけですから、4年目以降はその金利で「APR」が算出されることになります。

そのため、表面上の当初3年間の金利は4.750%と低く設定されていますが、実際のところは4年目以降の金利は6.50%で計算されますので、諸費用も含めた金利は30年固定型よりも高くなるという仕組みになっています。

次ページでは日本の住宅ローン金利に「APR」の表示が可能かどうか!