税制面で考えると、今年マイホームを購入したほうが有利な点があります。具体的には、住宅ローン減税、消費税のアップ、親からの贈与の特例の3点です。

住宅ローン減税は今年入居したほうが40万円お得!

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住宅ローン減税は、マイホームに入居する時期によって、最大控除額が違います。
住宅ローン減税とは、マイホームを購入して住宅ローンを借りると、10年または15年の間は所得税が減税されるという制度です。
具体的な控除額は次のとおりです。
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上の表のとおり、今年入居したほうが、来年入居するより控除額が多くなります。

ちなみに、平成21年以降の住宅ローン減税が継続されるどうか現在はわかりませんが、もしかしたら、平成20年までの入居まででこの減税制度は終了するかもしれません。

ここで、今年入居したほうがどのくらい有利になるか具体例で検証してみたいと思います。

平成19年以降の所得税が毎年18万円として、住宅ローン内容は次のとおりで、繰上返済を行わないと仮定し、住宅ローン減税の控除期間は15年を選択したとします。

【住宅ローンの内容】
金額:3,600万円 金利:3%(全期間固定金利)返済期間:35年
元利均等返済(ボーナス返済なし)

■ケース1 今年入居した場合
住宅ローンの実行日を今年12月として返済日を25日すると、年末の住宅ローンの残高は35,951,454円となります。ただし、住宅ローン減税の対象となるローン残高は2,500万円なので、減税額は次のように計算します。

減税額=2,500万円×0.6%(1年目の控除率)=15万円

所得税は本来18万円ですが、減税額が15万円なので、実際の納税額は18万円?15万円=3万円となり、15万円節税できることになります。

このように計算していくと、当初10年間は毎年15万円、残り5年間は毎年10万円節税できるので、15年間で合計200万円節税できることになります。

■ケース2 来年入居した場合
住宅ローンの実行日を来年12月として返済日を25日すると、年末の住宅ローンの残高は35,951,454円となります。ただし、住宅ローン減税の対象となるローン残高は2,000万円なので、減税額は次のように計算します。

減税額=2,000万円×0.6%(1年目の控除率)=12万円

所得税は本来18万円ですが、減税額が12万円なので、実際の納税額は18万円?12万円=6万円となり、12万円節税できることになります。

このように計算していくと、当初10年間は毎年12万円、残り5年間は毎年8万円節税できるので、15年間で合計160万円節税できることになります。

ケース1とケース2を比較すると、今年入居したほうが当初10年間は毎年3万円、残り5年間は毎年2万円、15年間合計すると40万円得することになります。

まだまだ今年購入したほうが税金上お得なことがあります。そのひとつは消費税です。次のページではマイホームを購入するときの消費税について解説します。