今年は4月に多くの生命保険会社が保険料を改定する予定でいます。何故かと言うと、保険商品の保険料を決める際に目安となる標準生命表が改定されたからです。では、どのように改定される予定なのでしょうか。

標準生命表とは?

2007年4月保険料改定予定
2007年4月保険料改定予定
標準生命表は社団法人日本アクチュアリー会が作成している死亡率の表のことです。

各保険会社はこの死亡率を参考に適正な保険料を設定していきます。現在は1996年の生保標準生命表を使用していますが、さすがに11年も経過したので新たに2007年度版を作成しました。併せて第三分野標準生命表も作成しました。

そして標準生命表を参考に保険料を設定している各保険会社では、現在新しい標準生命表をもとにした保険料に改定する準備をしています。

保険料はどう変わる?

死亡保障の保険については、ほとんどのケースで保険料が安くなる見込みです。ただ男性で30~34歳、女性で29~34歳だけは死亡率が上がった為、保険料も上がる可能性があります。どのくらい保険料が変わるかはまだほとんど明らかになっていませんが、一部の改定保険料を既に発表した保険会社をみると、商品によっても違いがあるようです。同じ死亡保障でも終身保険なのか定期保険なのかによっても値下げ率は異なり、死亡率の関係上、年齢によっても当然バラツキがあるようです。終身保険の場合は、継続していれば必ず受取人が保険金をもらえるので、死亡率が多少変わってもあまり保険料に影響はないと思われます。ただ定期保険は、一定期間内に死亡する確率が少なくなるでしょうから、保険料もある程度変化すると思われます。

医療保険やがん保険はどう変わる?

医療保険やがん保険等についてはまだどこの保険会社も発表しておりません、おそらく死亡保険ほどの動きはなさそうです。

医療保険等は死亡ではなく、病気やケガで入院や手術をした人の割合に影響します。昔は保険特約という形で死亡保険にセットされ、ほとんどの場合、医療保障は60歳まで(場合によって80歳まで)となっていました。ですから、保険会社としてはリスクをかなり回避できていたのですが、終身の医療保険ができてからは徐々に変わってきていると思われます。入院する人は60歳代あたりから急激に増えていくし、高齢化社会へ突き進んでいっている現状を考えると、今後は更に保険会社にとって支払いが増えていくと想像できます。それを見越して保険料を設定していますが、想定以上に高齢化していく可能性もあります。

医療保険等は現在とても売れ筋商品であり、他社との競争上弱気な設定はしづらく、また昨今の不払い問題等で消費者からの視線が厳しい現状では、4月以降値上げすることは考えづらいですが、値下げすることも厳しいので、ほぼ現状維持でなないでしょうか?

今保険に加入しようとしているがどうすれば良いの?