医療保険/女性のための医療保険

女性は女性用の医療保険でないとダメ?

医療保険の中には女性用とうたっている商品もあります。女性は専用の医療保険に加入したほうがよいのでしょうか? 男性が加入するような一般的な医療保険では問題が生じるのでしょうか? その疑問に答えます。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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どうして女性専用の医療保険があるのか?

生命保険会社等の医療保険には、女性が加入するために作られた医療保険や特約があります。男性の加入する一般的な医療保険に加入することももちろん可能ですが、女性専用とうたっていると、女性専用のほうがよいのでは?と悩む女性も多いはずです。

そんな悩みを解決できるよう、女性専用の医療保険や特約がどのような内容なのか、どのように医療保険を選択すればよいかを考えます。

男性と女性とでは病気のリスクが異なる

女性専用の医療保険は女性特有の病気を手厚くサポートしている

女性専用の医療保険は女性特有の病気を手厚くサポートしている

男性と女性では体のつくりが違うので、当然、かかりやすい病気も異なります。

例えば、男性にはない「出産」について言うと、正常な分娩は病気ではないので医療保険の保障対象になりませんが、帝王切開や発育遅延、吸引分娩などの場合は、一般的に医療保険の保障対象に含まれます。厚生労働省の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」によれば、分娩件数にしめる帝王切開娩出術の割合は増えており、平成23年では一般病院で24.1%にもなっています。

 
分娩件数に対する帝王切開娩出術の割合(一般病院)

分娩件数に対する帝王切開娩出術の割合(一般病院)

分娩件数に対する帝王切開娩出術の割合(一般診療所)

分娩件数に対する帝王切開娩出術の割合(一般診療所)

このような女性特有のリスクにより効率よく備えるために、女性専用の医療保険があります。ちなみに、男性には男性専用の医療保険はないので、成人病特約などで手厚い保障を確保することになります。

では、女性専用の医療保険はどのような保障内容になっているのでしょうか?次のページで解説します。
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