目利きが選んだDINKSマンションPart1 前編(2ページ目)

大崎ウエストシティタワーズ

＜完成予想図＞山手線大崎駅よりペデストリアンデッキで繋がった、駅近の39階建ての高級タワーマンション。

「大崎ウエストシティタワーズ」（住友不動産ほか／全1,084戸）。タワーマンションならではの施設、サービスは改めて言うまでもないです。特筆すべき点は、山手線駅からペデストリアンデッキにより繋がる駅近にあること、また駅からマンションへ至る道も、マンション内部も最新のセキュリティで守られている点です。

タワーマンションでは高層階にファミリー向きのわりと広いタイプの住戸が多いのが一般的。このマンションはコンパクトタイプも高層階に多く、シングルやDINKSで高層に住みたい人には向いているタワーマンションです。

パークコート神宮前

＜完成予想図＞敷地が東京都所有のもので「神宮前1丁目民活再生プロジェクト」と呼ばれるエリアに建つ定期借地権付マンション。

「パークコート神宮前」（三井不動産レジデンシャル／全385戸）。おしゃれな街の原宿に、東京都が所有する土地を活用した複合開発による定期借地権付きのマンションです。警察署、図書館、商業ビルが一体開発され、便利で楽しくかつ安全に暮らせる拠点性の高さと、北側の保全緑地や東郷神社に囲まれた緑豊かな住環境という贅沢な立地が高い評価になりました。

また、大規模ならではの充実した共用施設やサービスは当然のこととして、原宿の街並みや景観との調和を意識した隈研吾氏による外観デザインもこのマンションの特徴といえるでしょう。

定期借地権付き分譲なので、価格は高いものではありませんが、月々支払う費用として、地代、管理費、解体費用、緑地の保全費などを含め6万円～44万円もかかるので、長期的な予算計画が必要です。

シティタワー麻布十番

＜完成予想図＞西麻布という人気エリアに建つ、シングルからファミリータイプまで混在した38階建ての高級タワーマンション。

「シティタワー麻布十番」（住友不動産／全500戸）。三田小山地区計画A地区にできる38階建てのタワーマンションです。人気のエリアで駅からの距離もまあまあ、共用施設、管理サービスは充実し、住戸内部の仕様・設備も上質です。つまり、都心に住みたいリッチ層に向いているマンションといえます。隣の地区計画B地区にもタワーマンションが計画中で、街の人口構成にも街並みにも大きな変化をもたらすでしょう。

また、マンションの南側の、わりと低層建築物が並んだ落ち着いた街並みから見上げると、突然の高層建築がニョキニョキと建ち始めているのは、今は違和感をおぼえます。都心はこうして変わっていくのだなー、と。超高層マンションの利点、問題点をよく理解してからの購入をお勧めします。


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